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連載 : 徒然、原カントくん

2023/03/04

徒然、原カントくん 2022.9.1~10.31

原利彦

本コーナーは、博報堂ケトル執行役員である原利彦が、本業である広告以外の、サブ活動をする際に名乗るアカウント名「原カントくん」の日々の活動記録です。

まずもって、ケトルCEOによる原の労務管理チェックの意味合いが強いと推察される本連載ですが、自分自身を省みる意味合いもこめて、徒然と綴らせていただきます。
 

9月1日(木)

はじまったばかりのヴィレッジヴァンガードの公式YouTube『ヴィレヴァンちゃんねる』が公開。港区家賃37,000円男こと、芸人の岡田康太さんとトークご一緒。

 

 

これまでの港区おじさんの概念を覆す、衝撃の生活っぷりです。

夜は、家の近くにできたホルモン屋で一人、ビール飲みつつ、ホルモン盛りとキムチを食す。

 

9月2日(金)

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、「暮らしの気配―向井潤吉が描いた民家と生活」をご紹介。

向井潤吉、戦後40年以上にわたって北海道から鹿児島まで旅しながら、ひたすら日本の民家を描き続けた人物。そしてあの、史上最悪の作戦とも言われている日本陸軍のインパール作戦にも従軍して生還しているというね。おそらく彼は。素朴な日本の伝統的な民家こそ残しておきたい、何かの気持ちがあったのだろう。

 

 

 

そして、昼間は渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』に出演。

「たまのランニング」こと、元たまの石川浩司さんとご一緒できました。ついた〜!

 

 

そして、深夜はBS12「BOOKSTAND.TV」のオンエア。

この放送回は凄まじい。収録後にメインMCの水道橋博士が突如、政治家に当選したためオクラ入りになっていた収録が、力づくで一本の総集編としてまとめられてます。編集マンは苦労しただろうなー。

 

 

 

9月6日(火)

「かつてテレビ業界で初めてワイプとひな壇を発明した男」元日本テレビの敏腕プロデューサー吉川圭三さんとラジオ日経でご一緒。

現在は、角川ドワンゴの映画の仕事で充実にもほどがある日々をお過ごしのようです。

 

 


昼、よしもと本社に伺うべく歌舞伎町を歩いていたら、2人の警官に囲まれ職務質問をされる。サラリーマンの平日業務時間に、ですよ。

 

9月8日(木)

沖正人監督がコロナ禍に撮影・編集された映画『ある役者たちの風景』にコメントを寄せさせていただく。

 

 

錚々たる方々と並んでなんとも面映い。

 

9月9日(金)

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、特別展「化石ハンター展」をご紹介。

ここで紹介した探検家にして化石ハンター、ロイ・チャップマン・アンドリュース氏。映画『インディ・ジョーンズ』のジョーンズ博士のモデルとも言われているそーな。

 

 

昼は渋谷のラジオで、旧知の中である作家・碇本学さんと一緒。
久しぶりにたっぷりお話しできました。

 

 

今度、三軒茶屋で飲むことを約束し解散!

そして、帰りに下北沢の本屋B&Bへ。ビアカウンターができたぞー。

早速、トライアルを言い訳に業務中に一人乾杯。

 

9月14日(水)

秋の香りがしてきた。

旅するビジネスマンこと小林邦宏さんとラジオ日経のビジネス番組でご一緒。

 

 

この方、東大卒業した後、住友商事に進み、その後、突如フリーランスの商社マンになって、アフリカからバラを輸入したり、南米からウニを輸入したり、破天荒すぎる活動を行なっている人物。世界130ヵ国くらい渡り歩いたことあるそうな。

 

9月16日(金)

渋谷のラジオで、フリーアナウンサーにしてグラビアアイドルの塩地美澄さんとご一緒。

 

写真集をプレゼントいただいたけど、本人目の前にしながら際どいセクシーショットのページめくっていくのは照れくさかった。


待ちに待った大本命、『メルマ旬報』が生んだ怪物、てれびのスキマさんこと戸部田誠さんの新刊『芸能界誕生』が届いたぞ。

 

 

テーマも書き手も大好物。そして編集者も新潮社・金寿煥さんということで面白くないはずがない。家帰るの面倒くさいので会社で読みきる。

 

9月23日(金)

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、「特別展アリス ーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」をご紹介。

 

 

そもそも『不思議の国のアリス』原作者のルイス・キャロル自体が相当、へんてこりんな人で。いまでいう完全オタク。

全体において、『不思議の国のアリス』の原作者であるルイス・キャロルが撮影した写真がたくさん展示されているのだが、当時の写真って、露光時間の関係で、50秒くらい静止していないと撮影できないらしい。

そこから考えると、『不思議の国のアリス』自体が、時間をテーマにした作品でもあることが面白い。ルイス・キャロルにとって写真を撮る、ということも世界を閉じ込めようとする行為だったのかも。なんてことを話してきた。

 

9月28日(水)

テレビ神奈川で芥川賞候補作家である鈴木涼美さんと久々ご一緒。

 

 

しかし、涼美さんと僕くらい地上波の朝番組に似合わない人も珍しいな。なんなんだこの絵は。

そして、夜は、エレキコミック第32回発表会、「Louvre」を東池袋にて観覧。あるコントが、自分にとって数年に一本レベルにシビレました。

 

 

ザ・テレビジョンのWEB版で、でか美ちゃんと一緒に撮影してもらったぞー。

 

 

でか美ちゃんのトークの安定感はすさまじい。これからはもう、でか美ちゃんについていこう。

 

9月30日(金)

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、アートをテーマにしたドラマ『階段下のゴッホ』をご紹介。

 

 

東京藝術大を舞台にしたドラマですが、最近、漫画『ブルーピリオド』といい、藝大ものコンテンツの波がきてるな。

昼は渋谷のラジオへ移動。

タレントにして利き酒師の、児玉アメリア彩さんと一緒しました。
 

 

深夜は、リニューアル前最後の『BOOKSTAND.TV』で、吉本ばなな特集。

 

 

10月改編をのりきったことが、ただただ奇跡です。

さあ、いよいよ秋だ!

 

10月1日(土)

燃える闘魂・アントニオ猪木が亡くなったことをニュースで知る。

しみじみ、時代の一区切りを感じる。

そして、たまたまテレビをつけたら、仕事でいつもご一緒していたライター茂田浩司さんがコメントされていた。

 

10月4日(火)

10月改編を奇跡的にくぐりぬけ、BS12『BOOKSTAND.TV』が、メインMCにでか美ちゃんを迎えてリニューアル。でか美ちゃんにおんぶに抱っこで頑張ります。


そして、記念すべきリニューアル初回ゲストは、ミュージシャンのヤマモトショウさん。

ヤマモトショウさんは、10年前くらいに、彼がふぇのたすというバンドをやっていた時代に一度、ご挨拶をしたことがあったのだが、いまやバリバリのアイドルポップの作り手になっておられるとは!

 

 

ちなみに、番組がTシャツの物販までスタートしまして、番組自体の土俵際ギリギリ感が切実に伝わってきます。今期で打ち切りやな、これ。

https://bs12shop.com/items/631edb50852d445c7320fdd4

 

10月6日(木)

かもめんたる槙尾さんとそのファンの仲間たちと、高田馬場の居酒屋「わっしょい」で秋のファンミーティング。

かもめんたるは、今年、M-1結晶にいけるのか・・・? イケルイケルイケル! と最後、みんなで記念撮影。

 

 

 

それにしても、両隣の席の「コロナウィルスって撲滅されましたっけ?」と問いたくなるほどの勢いのある早大生たちの宴会に衝撃を受けて帰宅。

帰り、酔っ払った勢いで缶ビール飲みながら音楽聴きつつ中目黒まで徒歩で帰宅を試みるも、当然のように大久保あたりで挫折し、電車で帰宅。なにやってんだ俺は。

 

 

10月7日(金)

渋谷のラジオで、出版業会震撼の一冊「週刊誌がなくなる日」の著者、小倉健一さんとご一緒。

 

 

「紙メディア消滅まであと5年!」って、本屋やっている自分にはシャレにならんぞ。

そして、そんななか、本日博報堂ケトルが取材を受けた本が発売!

 

 

いやー世に出るまでに長かった。著者が執筆途中、これまで絶好調に取材していたケトルの社長がサクッといなくなるというアクシデントもありましたが、世に出てよかった。上野さん、実におつかれさまでした!

 

10月14日(金)

朝、TBSラジオ「金曜ボイスログ」にて、「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」をご紹介。

1972年に池田理代子さんが連載開始した当時、同じ雑誌で同じくらい人気があっても、女性の漫画家の原稿料は男性の原稿料の半額ってこともよくあったらしい。そして、作品がヒットして家を建てたら、見も知らない男性から電話がかかってきて「女のくせに生意気だ」と言われたこともあったそうな。その悔しさみたいなものが、軍隊という強固な男性社会で生き抜くオスカルという女性にのっかってきた気がした。

昼は渋谷のラジオに移動し、話題の新刊「テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち」の著者、福留崇広さん、そして福留さんをご紹介してくださった元日本テレビの敏腕プロデューサー村上和彦さんとご一緒。

 

 

 

福留さんは「アントニオ猪木 お別れの会」からそのまま来たらしく、喪服でした。

帰り、一人で渋谷のカレー屋でチキンカレーをもそもそと食べて帰社。

 

10月18日(土)

朝から虎ノ門のラジオ日経に直行。

新刊『稼げるフリーランスの法則』著者のトレジャーフット代表、田中祐樹さんとご一緒しました。これフリーランスというよりは副業のススメとも言える一冊だわ。

 

 

10月から少し放送時間が早くなったBS12「BOOKSTAND.TV」。
ゲストは、ミュージシャンにして小説も出された黒木渚さんとご一緒。

 

 

黒木渚さんに実際あうまでは、エキセントリックで神経質な方かも・・・と緊張していたのだが、どーよ、この気さくっぷり。一撃で心持ってかれました。

 

10月21日(金)

朝、富士そばでコロッケそばを書き込んだ後にTBSに出頭。

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で東京国立博物館「未来の国宝」展を紹介したあと、本業のプレゼンでクライアントにむかう。情緒がおかしい。

その後、渋谷のラジオに移動し、プロテレビウォッチャーこと、てれびのスキマさんと久々にご一緒。
 

 

スキマさんの新刊『芸能界誕生』は、危なすぎて芸能村の中の人は書けなかったろうなー。

 

10月25日(火)

BS12『BOOKSTAD.TV』、ゲストにハナコ秋山さんが来てくださったぞ!

いい意味で、ゲストの人選がでか美ちゃんの好みによっていっており、これまでのサブカルおじさんの内輪色がなくなってきて楽しいぞ。

 

 

ネタ作りだけでなく、ドラマの脚本まで出かけられている秋山さん。才気漲っているとはこのことか!

 

10月28日(金)

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、八王子市夢美術館で開催中の「デミタスカップの愉しみ」展をご紹介。

デミタスカップができた有力な説としては、19世紀に入りコーヒー文化、カフェ文化が花開いたときに,フランスのナポレオンがイギリスと戦争やっていて、イギリス経由で入ってきていたコーヒー豆がヨーロッパで不足したらしく、それでもどうしてもコーヒー飲ませろ! っていう人々が殺到してきたんで、カフェも「ほな、半分の量にして出せばええな」ってことで半分サイズのデミタスカップが一気に定着したそうな。

昼は、永遠のツギクル芸人、街裏ぴんくさんとご一緒。

 

 

どうですかー! お客さん! 街裏さん、確実に2023年売れるでしょう。

 

10月30日(日)

今日まで下北沢でカレーフェスティバル開催中。本屋B&Bもドサクサまぎれて便乗したフェア開催中です。

 

 

帰り、下北沢でサニーデイ・サービスの曽我部恵一さんがやっているカレー屋「八月」で、えびカレーを食べて帰宅。

俺、老後はひとりぼっちでも、家の近くにいい感じの蕎麦屋とカレー屋と、図書館さえあればそれでいいや。

 

(了)

原利彦
1975年香川県生まれ。1998年博報堂入社。営業職、媒体職を渡り歩き、出版社・ゲーム会社といったエンタテイメント業界を営業として担当。同時にさまざまな博報堂のコンテンツビジネスにも参画。2009年から博報堂ケトル参加。広告会社の営業をバックボーンとしたビジネス構築力と、メディアスキル、そして精神的タフさを武器に、企画から、ビジネスとしての着地までの責任を持ったコンテンツプロデュースが得意。
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