2023/02/17
「Kettle PRODUCERSの連載開始 - 社会実装プロデューサーとは?」
川端亮平
2021年6月9日にPRの思考をOSに持つプロデューサー集団「Kettle PRODUCERS (ケトルプロデューサーズ)」が発足しました。それぞれのメンバーが、どんなことをしているのか? どんなことができるのか? どんなことをしたいのか? を少しずつ紹介していきたいと思い、プロデューサーズの連載を開始します。
題して、「Kettle PRODUCERの勝手口」。
「勝手口」とは、玄関とは別にある、キッチンと外部をつなげる「裏玄関」。表向き・建前の玄関に対して、めちゃくちゃ忙しい家の仕事(家事)を、スムーズにするために作られた手段の勝手口。そんな勝手口のように、あらゆる仕事をニュートラルなスタンスで前進させるのが PRODUCERS であるーーという思いを込めて、Kettle PRODUCERSの勝つ手口を紹介したいと思います。
第1回は、社会実装プロデューサー/AIプラナー/PRディレクターの川端亮平です。プロデューサーズのなかにある、博報堂ケトル PRチームを率いているのですが、チームの紹介は、また次の機会に。今回は、社会実装プロデューサー/AIプラナー/PRディレクターってなにもの? というお話を。
ケトルプロデューサーズという話は日野の記事を読んでいただきたいのですが、一言でまとめると「"やりたいのに出来ない"、ということを "出来た" に変える人たち」です。
そのなかで、私は「社会実装プロデューサー/AIプラナー/PRディレクター」として、なにをやっているのか?
一つは、そのプロダクトやサービスが社会に定着して、根付かせることです。
すごい社会的にも意義があることだったのに
すごく面白いサービスだったのに
今までに見たことの無い革新的なプロダクトだったのに
世の中に定着せずに見なくなってしまったなぁ、というもの。
みなさんも思い当たるものが一つくらいは、あるんじゃないでしょうか?
本当に良いものが社会に定着して、根付くためには、すごく強い瞬間風速を吹かせることではなくて、一つ一つの取り組みが線でつながって、ずっと先まで続いていくことが必要なんだと思います。そのためには、ブランディングやプロモーション、コミュニケーションの領域を越えて、サービス開発も売り方も、手口を問わず、Visionを掲げてプロジェクトを進めていくことが大切だと思い、そんなことを実現するのが「社会実装プロデューサー」だと思っています。
もう一つが、「足りない "間" を "自分で" 埋めていく」こと。プロジェクトを進めていくために、足りないことがあるなら、時には自分でやってしまう、ということです。
コミュニケーション企画が足りないなら、自分で企画をプランニングする
アイディアを実装するテクノロジーが足りないなら、自分でプログラミングをコーディングする
なので、時にはクリエイティブディレクターという役割だったり、PRディレクターという役割だったり、AIプラナーという役割だったり。
それは全て社会に定着させたいアイディアを実装するため。
特にPRという思考と、AIという手法は、社会実装に貴重なピースなので、その二つを中心に活動しています。
次回以降は、社会実装プロデューサー/AIプラナー/PRディレクターとしての具体的な仕事や、他ケトルプロデューサーズの仕事もアップしていきます。

