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連載 : Kettleのお仕事

2021/03/29

“プラモデル型郵便ポスト”ができるまで。「静岡市プラモデル化計画」プラモニュメントの制作過程を大公開! プラモデル感を追求したこだわりとは?

3月19日の除幕式以降、盛り上がりを見せ続けている静岡市の地域創生プロジェクト「静岡市プラモデル化計画」のプラモニュメント。
今回ケトルキッチンでは、プラモニュメント制作の裏側を大公開。プラモデル型の郵便ポストや看板がどのように形になっていったのか? プラモデルらしさを出すためのこだわりとは? これからプラモニュメントを見に行こうと思っている方も、モデラーの方もぜひご一読ください!

プラモニュメント設計図大公開!

まずは、プラモニュメントをどのような形でランナーにはめるかを描いた設計図。

こちらが「模型の世界首都 静岡」ロゴプラモニュメントの初期設計図。この時点では、「岡」のパーツなど、離れた文字を安定させるために本来のプラモデルにはない線で補完するか? などといった試行錯誤を行なっていました。

こちらはポストプラモニュメントの初期設計図。私たちがいつも使っている郵便ポストがプラモデルだったらどんな形になるか?をランナー形状に逆算し、現在のようなかたちになりました。

この設計図を元に、よりプラモデルらしさを追求するための細部を詰めていきます。

プラモデルマニアをうならせるためのこだわり

上記の設計図を元に、静岡模型教材協同組合のアドバイスももらいながら細部を詰めていきました。
まずは、ゲートの形状。ランナーとパーツをつなげるゲートの部分は、初期段階では単純にパーツとつなげる形で考えていましたが、模型協曰く「今の主流はアンダーゲート」とのアドバイスをいただき、全てアンダーゲート方式に。プラモニュメントは、ニッパーで切り出した後のゲート跡が残らない組み方になっています。(実際にニッパーで切ってはいけません! 笑)

さらに、ランナーにはパーツそれぞれのパーツ番号をつけ、ランナータグも徹底することで「1/1スケールのプラモデル」を追求。

しかも、ポスト本体の横に取り付ける扉のパーツには、スナップフィット形式のダボを採用。ポストプラモニュメントの裏側にまわってみると、こんな細かいこだわりまで見ることができます。

工場での組み立て

プラモニュメントの設計が決まり、ついに工場での組み立てが始まります。

パーツ番号やランナータグに使用する文字

パーツのはめ込み・塗装前のプラモニュメント

ポストプラモニュメントは、本物の郵便ポストをいただきパーツとして使用しました

本物のプラモデル組み立てのように、丁寧に塗装していきます

ゲートにパーツをはめこんでいき…

完成!

設計図の時点で試行錯誤した“岡”などの離れた文字パーツがどんな風になったのかぜひ細かくチェックしてみてください!

以上の工程でプラモニュメントを制作し、ロゴプラモニュメントはJR静岡駅南口・ツインメッセ静岡、ポストプラモニュメントは静岡市役所に設置されました。

ちなみに、JR静岡駅南口にロゴプラモニュメントとともに設置されているこちらのPR
看板は、タミヤのボックスアートでおなじみの島村英二さんにご協力いただきました

細部までこだわりを持って制作したプラモニュメント。ぜひ現地でじっくり観察し、写真を撮ってみてください!

 

【静岡市プラモデル化計画特設サイト】
http://www.shizuoka.hakuhodo.co.jp/pla-model-project/

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