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連載 : やかん月報

2020/03/20

40人のテレビ会議

このたびの新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々、ご遺族の皆さまに謹んで哀悼の意を表します。また、罹患されている方々、困難な状況におられる方々が一日も早く回復されますよう心よりお祈り申し上げます。

ケトルでは月に1回、「やかん磨き」という名称の全社会議を開催しています。この全社会議は、単なる連絡事項の伝達だけでなく、ケトラーそれぞれが持つ最新の手口ニュートラルナレッジを互いに共有し、みんなのケトルレベルを磨きあげるための会議です。みんな真剣に他のケトラーのナレッジを吸収しようと、熱気ムンムンです。この会議での発表がどんな大競合プレゼンよりも緊張する、というケトラーもいます。

3月もやかん磨きの時期がやってきました。ですが、さすがにこのご時世、大人数が集まって、熱気ムンムンな会議をするわけにもいきません。今回は初めて約40人の会議をテレカンベースで開催するチャレンジをしてみました。9年前の震災をきっかけにLINEが誕生したように、有事がテクノロジーの浸透を推進する側面もあると考えたからです。

みんな、思い思いの場所から参加してきているので、飼い猫が参戦してきたり、カフェのBGMがノイズで入ったりと、なかなか楽しい挑戦でした。また、家を片付けなければいけないとか、ワイプで一生懸命うなずかないとプレゼンターのテンションが下がる、などといった、次回に活かせそうなTIPSもたくさん得られました。

それと同時に、コロナが終息したとしても、今の働き方が一時的なものではなく、主流になっていくであろうことも、あらためて確信しました。

一度通勤ストレスから開放された人や、家で晩ごはんの仕込みをしながら作業をすることを体験した人々は、元に戻れないでしょう。アフターコロナの世界には、今と違う価値観や日常風景が待っている気がしてなりません。それが多様なマーケットに影響を及ぼすのではないかと思っています。

私自身の一番の気づきは、テレカンの頻度が高くなることで、自分の顔を観る機会が圧倒的に増えたこと。モニター越しに映る自分の顔が、自分の思っている自分よりもブスで疲れていて、気分が落ち込みます(笑)。自己肯定感が削がれる瞬間です。背景や自分の顔を加工できるアプリもあるようですが、そういうことじゃなく、自分自身の外見と向き合わざるをえない機会が増える、ということこそが変革のポイントです。これはアパレル、美容マーケットに新しい価値観変化をもたらすんじゃないかと思いました。

そんな私の与太話はさておき、皆様もご自愛ください。

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