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連載 : やかん月報

2020/04/22

博報堂ケトル流オンライン飲み会Tips

陶國直孝

はじまり

オンライン飲み会(リモート飲み会)が増える昨今、『Zoom飲み会』『ズム飲み』なんていう言葉も生まれ始めています。

ケトルも新年度ということで新メンバー参加があり、例年だと歓迎会を兼ねたキックオフの会を行うところなのですが、今年はリモートで集まるメンバーだけでもやりましょう!という命を受けて、陶國・小渕が幹事となりました。

小さい規模でのオンライン飲み会は多いかと思いますが、部署や会社の会など、大きな規模での会はまだ行ったことない方も多いかと思いますので、気をつけたポイント、気づいたポイントを社会にシェアして経済活動を続けていく一助になればと思います!

事前準備

○ツール選定

最初に考えなければならないのは、どのリモート会議ツールで実施するのか?ということでした。ケトルではリモートの打ち合わせではクライアント様や協力会社様などの事情に合わせ、Google MeetMicrosoft TeamsZoomなどを使い分けて利用しています。

それぞれの特色はあるものの、今回はMeetを選択しました。

理由は・・・ケトルはG suiteでスケジュール管理している、です!

メンバー全員が会社アドレスでGoogleアカウントを保有しているので、カレンダーから飲み会のルーム設定もできますし、カレンダーから全員に招待をいれておけば、あとから入って来る参加者などがいても、いちいち承認ボタンを押さなくても大丈夫!なんなら幹事不在でもルームは開かれるので、超ラクです。メンバー全員がOffice365を契約していればTeamsでも同様のことが可能だと思います。会社のオンライン飲み会は会社のツールを使うのが一番ですね!

ちなみにデメリットとしてはMeetでは機能拡張を使わないと背景変更やぼかしができないこと。ただし、おもしろ背景合戦になってちゃんと話ができないこともあるので場合によっては良いのかもしれません・・・。

○ルームづくり

自分の経験と参加者の意見から、人数が多すぎるとまともに話ができない、という声もあり総勢40名程度の飲み会である今回は部屋を分けることにしました。

まずは、全員に最初一度集まってもらうルームの設定。そして、そのあと歓談してもらうルームは途中参加者、退出者も含めて各部屋が5〜6人になるようにすることと、歓迎対象の新メンバーをバラけさせる、ということで設計しました。

前後も少し長めに設定、2次会も設定しました!

○テーマ設定

オンライン飲み会は話す題材がないとつらい!という意見も事前に散見されたので、完全に従ってもらう必要はないけど、ガイドラインとして設定することにしました。とは言っても、普段はオフィスで雑談してるけどできてていないので、近況を話し合おうよ!というのが大きな趣旨です。

1:新メンバーから自己紹介

2:既存メンバーから自己紹介

3:持ち寄ったおつまみ紹介・家でやってること・部屋紹介など

この流れを40分✕ルーム交代で2回行ってもらうことにしました。

 

○そして事前案内

ルーム分けにも関わるので参加可否や途中入退室をしっかりと、Google Formsで集計。また、ハウリングや雑音を避けるためにもできるかぎりイヤフォンマイク装着をお願いしました。(これ超大事)

 

いざ本番

○全員集合部屋で説明と乾杯

まずは時間になった時点で幹事から画面共有を使って、乾杯の挨拶の振り出しとルーム分けなど会の進行説明などを実施。

ここは普通の飲み会でプロジェクターに投影してやるより、みんながちゃんと集中して聞いてくれてざわつかないので、やりやすいポイントかもしれません!

○すこしアイスブレイク

事前の参加可否アンケートで、ちょっとした質問を集めておいて、その結果をシェアしておくことで、あとでの各ルームに分かれた時の話のネタにしてもらいました。

○各ルームでご歓談

幹事は特定のルームに所属せず、ルームを巡回して時間がきたらルーム移動のアナウンスなどをしていました。

 

○そして終了

最後はまた全員ルームに集合してもらいました。締めの挨拶と、いきたいところなのですが、ルームがバラバラだった分、最後の共有の時間を設けて各ルームでどんな話があったかシェアしてもらい全体の会としての一体感を作り上げました

だらだら終わりが見えず長くなってしまう、と言われがちなオンライン飲み会だからこそ、タイムスケジュールを区切るとキビキビと楽しむことができました。

二次会

二次会はほぼ幹事によるコントロール無しで、「音楽部屋」「ゲーム部屋」「雑談部屋1」「雑談部屋2」とトークテーマで分けて「残りたい人だけどうぞご自由に」としました。

ここでは、私が一番いたゲーム部屋についてだけTipsとして残しておきます。

みんなで一つのゲームを遊べて楽しめる、ということを条件に、無料かつ据え置き機からもスマートフォンからもアクセスできる『FORTNITE』を選定しました。

さらに同時に4人しかパーティーを組むことができないため、その間にプレイしていない人も見れるようにするため、幹事の私がPlayStation4からプレイしブロードキャスト機能を使ってYouTubeで配信。

他の人はPS4Nintendo SwitchiPadなど各々のデバイスで参加してもらいました。

ちなみに雑談部屋でも最終的に、ブラウザゲームをみんなでやる流れになったそうです。

オンライン飲み会とゲームの相性はいいのかもしれません。

やってみて

オンライン飲み会なんてリアル飲み会の幹事よりラクだろー、とたかをくくっていたのですが、初めてのオペレーションばかりで戸惑うことが多かった、というのが正直な感想です。

ただ、お店の予約人数と参加可否をにらめっこしたりすることなどは無いので、リアルよりやりやすい部分もいくつかありました。幹事も参加者も慣れていけば、もっとスムーズになると思います。

とはいえやっぱり、リアルでみんなとワイワイしたい!という気持ちは無くなりません。そんな日がもう一度来るまでの参考になれていたら幸いです。

陶國直孝
1986年兵庫県生まれ。2009年博報堂DYメディアパートナーズ入社後、メディアプランニング・メディア企画制作を経て、2016年博報堂ケトルに参加。統合コミュニケーション設計、オフライン/オンライン両面のアクティベーションが強み。主な受賞は、電通賞インテグレーテッド部門賞、カンヌシルバー、ヤングライオンズ代表、ACCフィルム部門Bゴールドなど。M-1グランプリ2003準決勝進出。
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