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連載 : 徒然、原カントくん

2020/12/22

徒然、原カントくん 2020.10.16~10.31

原利彦

本コーナーは、博報堂ケトル執行役員である原利彦が、本業である広告以外の、サブ活動をする際に名乗るアカウント名「原カントくん」の日々の活動記録です。

まずもって、ケトルCEOによる原の労務管理チェックの意味合いが強いと推察される本連載ですが、自分自身を省みる意味合いもこめて、徒然と綴らせていただきます。

10月16日(水)

渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』に出演。
ゲストはTV/CMで引っ張りだこの振付師・表現家のパーツイシバさん。

“全てはマイケル・ジャクソンから始まった”とおっしゃるパーツイシバさん。なんてチャーミングな大人なんだ。

10月20日(火)

ラジオ日経『BIZ&TECH TERMINAL』収録。
ゲストは、新刊『ビジネスの課題は編集視点で見てみよう』が話題の酒井新悟さん。

昔、J-WAVEの朝番組で、ともに裏方の放送作家をやっていた僕ら二人が、表のラジオで語れる日が来るとは!
感慨深いもんがあるなー。

夜は、スタイリストの伊賀大介さんに誘われて、ミュージシャンの西寺郷太さんと一緒に神宮球場へ。
実は僕、生まれて初めて野球場で野球を全部みたのです。

しっかり球場で「オールスター野球名鑑」も買い込み、予習しながら巨人VSヤクルト戦を観戦。
どうしてビールかついで走り回ってる女の子は可愛く見えるんだろう、そんなことを考えながら穏やかな時間を過ごす。

帰り、郷太さんと伊賀さんといっぱい飲んで帰宅。

10月21日(水)

夜、下北沢の本屋B&Bで、ジャーナリストの堀潤さん、Yahoo!ニュース岡本さんと一緒にノンフィクション本についてのトークイベント。
この日、僕が一押ししたノンフィクション作品は、テレビの『密着!警視庁24時』っていう、堀潤さん岡本さんには申し訳ないレベルのトークに終始す。

ちなみに、堀潤さんは、香港のデモを日帰りで観に行き、結果、飛行機飛ばなくなって自分の生番組をすっ飛ばす、という剛毅すぎるエピソードの持ち主です。

10月22日(木)

新日本プロレスの棚橋弘至選手より、次号『水道橋博士のメルマ旬報』用の原稿をいただく。
僕は、棚橋選手ほど礼儀正しい人を、僕は近年みたことがありません。まさに「挨拶にスランプなし」を実践されているナイスガイ。
来年の1.4東京ドームもGO FIGHT!!

 

夜は、ELLEオンラインの『鈴木涼美のBISTRO LOVIN’』最新回が配信。
今回は「高校生女子だけど年上男性と付き合いたい。ダメでしょうか・・・」というお悩み。まいっちんぐスズミ先生が、過剰すぎる熱度でもって懇切丁寧にアンサーしております。

10月23日(金)

今週金曜日も、早朝8時にTBSラジオ『金曜ボイスログ』にいって5分しゃべって、即、隣の博報堂ケトルに出勤するというモーニングルーティン

竹久夢二美術館で開催中の、『夢二に学ぶ 恋のいろは』を紹介。

夢二もたいがいの恋愛こじらせオジサンですが、僕が一番力入れて語ったのは、夢二を通り過ぎた女性の一人である“お葉”という女性。
1904年生まれ、12歳にして画家の伊藤晴雨の愛人になり、14歳で夢二と出会ってほどなく渋谷で同棲。その後、自殺未遂&夢二の弟子と駆け落ちなど、といった攻撃的なムーブを繰り広げたのち、ぱたっと25歳でお医者さんと結婚して幸せな家庭を築きつつ76歳まで生きた、というコクのある人。もうこの人を誰か映画にしてほしいよ。

 

昼間、渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』の生放送。
ゲストは、新刊「妻たちのプロレス 男の女の場外バトル」の著者、福留崇広さん。

プロレスラーのでたらめエピソードのひとつひとつが面白すぎるのですが、僕が一番ぐっときたのが、力道山の奥様、田中敬子さんのお話。
厳格な家庭に育ち、元キャビンアテンダントという華々しい経歴を持つ敬子さんが、力道山と結婚するにあたり、警察署長を務める父から、様々な黒い噂を持つ力道山との結婚を大反対されたときに、力道山が「僕は絶対、君との結婚生活にヤクザや裏社会の接点を持ち込むことはない。だから安心して結婚してほしい!」と言われ安心して結婚した後、力道山から最初に紹介された人物が、右翼の大物・児玉 誉士夫さんと山口組三代目と東声会の会長だった、という面白すぎるエピソードにぶっ飛ぶ。

 

深夜、BS12『BOOKSTAND.TV』では、「職業はドイツ人」の、マライ・メントラインさんとご一緒。

僕をはるかに上回る彼女の日本語ボキャブラリーに驚いたが、それよりも、彼女が紹介した一冊、今年芥川賞を獲った『破局』の著者・遠野遥さんが、その後、ロックバンド・バクチクのヴォーカルの息子と判明、ってニュースに一番驚いたよ。

10月25日(日)

エレキコミックの「エレマガ」のオンライン飲み会を開催。
僕の飲み会の模様を、@ちえん(27)さんがTwitterで書いてくださっていた。
どうやら、寝ころびながら配信見守っていたのが、バレていたようだ。

10月26日(月)

自分が編集を務める『ウーマンラッシュアワー村本大輔のTHE SECRET COMEDY SHOW』が記念すべき200回配信を迎える。

村本さん、今年のTHE MANZAIでもキレキレだったなー。

10月28日(水)

テレビ神奈川の朝の番組『イイコト!』で、僕がドはまりしたドキュメンタリー作品『なぜ君は総理大臣になれないのか』を紹介!

このドキュメンタリー映画のある一か所で、なぜか今年一番のボロ泣きしちゃったよ。

まだ配信されてないけど、是非、いつか見てほしい政治ドキュメンタリーの傑作です。

10月30日(金)

朝、TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、神奈川・横須賀美術館「上田薫展」を紹介。
ただ、ひたすらリアルに描く、というスーパーリアリズムの第一人者の個展が今、開催中です。御年92歳にしてまだ現役。デジタル以前の時代に、写真以上に写真っていう絵。どうですか、これ。

昼は、渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』で、これまた見事な一作『彼女は夢で踊る』の時川英之監督とご一緒。

広島に実在する第一劇場というストリップ小屋を舞台にした、ファンタジーでありせつない一作。

あの有名なお好み焼き屋「八昌」の隣にある、広島第一劇場に実際にあるという「キスの壁」からモチーフを得た作品。レディオヘッドの「creep」流れてきたとき、鳥肌が立った。

深夜はBS12『BOOKSTAND.TV』で、髭男爵・山田ルイ53世とご一緒。
って、今振り返ったら、俺、今日一日喋ってばかりで本業してないな。振り返らないようにするわ。

未明、ヘトヘトになって、近所のバーだかガールズバーだかよくわからないお店で、ビールを煽り、その後泥のように眠る・・・。

原利彦
1975年香川県生まれ。1998年博報堂入社。営業職、媒体職を渡り歩き、出版社・ゲーム会社といったエンタテイメント業界を営業として担当。同時にさまざまな博報堂のコンテンツビジネスにも参画。2009年から博報堂ケトル参加。広告会社の営業をバックボーンとしたビジネス構築力と、メディアスキル、そして精神的タフさを武器に、企画から、ビジネスとしての着地までの責任を持ったコンテンツプロデュースが得意。
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