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連載 : 徒然、原カントくん

2021/07/27

徒然、原カントくん 2021.4.1~4.30

原利彦

本コーナーは、博報堂ケトル執行役員である原利彦が、本業である広告以外の、サブ活動をする際に名乗るアカウント名「原カントくん」の日々の活動記録です。

まずもって、ケトルCEOによる原の労務管理チェックの意味合いが強いと推察される本連載ですが、自分自身を省みる意味合いもこめて、徒然と綴らせていただきます。

4月2日(金)

早朝、TBSラジオに出向きほぼ寝ぼけた頭のまま『金曜ボイスログ』に出演し、東京国立近代美術館「あやしい絵展」を紹介。
「あやしい絵展」めちゃくちゃ見ごたえある展覧会だったけど、この安本亀八作・生人形はインパクトあったなー。縁日や社寺の見世物として人気を博したそうです。今でいうアンドロイドみたいなものでしょうか。

その後、得意先とオンライン会議をして、そのまま渋谷のラジオのスタジオに直行。

新刊『音楽メディア・アップデート考』が話題の加藤一陽さんと音楽メディアの未来を語る。

加藤さんから「ぼく、夜中にヘッドフォンで音楽聞きながら缶ビール飲んで散歩するのが好きなんですよー」という話があり、今の俺にとっての至福の時間もそれだな、それがあればもうちょっと生きていけるな、と実感。
飲み屋やってないしね。

 

深夜は、ハロプロきってのプロ集団、Juice=Juiceのリーダー、金澤朋子さんとBS12『BOOKSTAND.TV』でご一緒。

江國香織や沢木耕太郎の世界について、水道橋博士と一に20歳下のかなともさんと語ってみた。
金澤朋子さんとあまりに収録で話が盛り上がり、その夜、水道橋博士が「美人であり、あんな歌声を持っていれば読書などしなくても良いのに。でも読書は鏡であり扉でもあるわけだから……。もっともっと飛翔して欲しいですね」
とTweetしたところ、最初の一文だけが抜き取られてハロプロ界隈で気持ちよく大炎上。博士さんが謝罪をする、というオチがつきました。

4月3日(土)

岡村靖幸さん、近藤マネージャーと恒例のオンラインDATE。
岡村さんが最近自炊にはまっている、ときいて、僕も唐突に自炊を始めてみた。

が、これを執筆している現在、冷蔵庫のなかにはコーラとビールしか入ってません。

4月7日(水)

TVKテレビ神奈川で毎週水曜日09:00~09:30放送されている『イイコト!』の収録done.

奇跡的に4月改編をのりこえることができましたが、そもそも神奈川県になんのゆかりもないのに、テレビ神奈川の朝の情報番組のサブMCに起用いただいていることが奇跡です。
テレビ神奈川といえば、上京してきたころ、まだYoutubeがないときに「音楽缶」という番組でミュージシャンのPVをチェックしていたことを思い出すなー。
しみじみしつつ、改編乗り越え祝いにメインMCの伊東友香さんと記念にパチリ。

 

ELLEオンラインpodcast『BISTRO LOVIN'』が配信。
新作映画『くれなずめ』の公開を控え、忙しいにも程がある松居大悟監督の貴重な時間を頂きながらも、鈴木涼美先生と一緒に「モテるサブカル男とモテないサブカル男の違いは?」について語っております。まったく映画のプロモーションになってない。なんなんだこの配信は。

4月9日(金)

早朝、TBSラジオに直行し、『金曜ボイスログ』で、天才・小村雪岱を紹介。

小村雪岱と言えば、今も受け継がれる資生堂フォントを開発し、資生堂の美意識を作り上げた人ですが、この人の描く美人画の正体不明な色気は凄まじいですよ。現物はもっと凄い。色気というか妖気。

その後、会社でサンドウィッチ食べて、渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』に出演。
ゲストは、情熱大陸や、ザ・ノンフィクション等でも活躍するドキュメンタリーカメラマン辻智彦さん。

辻さんは知られざる映画業界の偉人です。もともと若松孝二組にいて、そして生き抜いているっていうだけでただものではありません。ロコモーション時代のテリー伊藤さんの現場に匹敵する、クリエイティブの修羅場の極地を経験してきた人。勇気もらったなー。あと10倍働けるな俺。

4月16日(金)

BS12『http://BOOKSTAND.TV』、ゲストはかつて映画「呪怨」でぶっとばしてもらったを映画監督・清水崇さんとご一緒。世界的なホラーの巨匠がこんなにお茶目な人だとは。
新作「ホムンクルス」についてもお話伺いました。衣装スポンサーJETLINKさんの「時計仕掛けのオレンジ」パーカーで、博士さんとのペアルックでパチリ。

4月22日(木)

BS12『BOOKSTAND.TV』収録日。
作家の村松友視さんが来てくれたぞ!
歴史的名著「私、プロレスの味方です」の舞台裏他、色々お話伺いました。
どーですか、80歳を超えてこのカッコよさ。シビレたなー。

村松さんといえば『時代屋の女房』が有名ですが、彼の編集者時代を綴ったエッセイ、『夢の始末書』が心から好き。
久しぶりに読みたくなって買おうと思ったら絶版だった。あの名著が絶版だなんて!

Podcastをご一緒している鈴木涼美さんの新刊 『ニッポンのおじさん』KADOKAWAから発売されました。涼美さんが、全方位の著名おじさんを実名を出して殴りかかる画期的な一冊となっております。
ELLEオンライン編集部で、なぜか道連れにされた作家の道尾秀介先生も一緒に記念写真。

4月23日(金)

渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』スタジオにて、漫画『サターンリターン』の著者、鳥飼茜さんと編集者の金城小百合さんとご一緒。

『サターンリターン』後世に残る名作ですが、読んでるこっちがグラングランに揺さぶられるから、準備できてから読んだほうがいい。頭がいまだにもってかれているもの。

 

深夜はBS12『BOOKSTAND.TV』にて編集者にしてライターの九龍ジョーさんと久々ご一緒。
いまや伝統芸能の語り部第一人者になってしまいました。九龍ジョーさんと早く一緒に飲みにいきたいゾ!

4月25日(日)

オーディオブックのPoadcast『オジサンたちはわかってない』配信。

クリエイティブディレクターの大倉眞一郎さんと映画『ブックセラーズ』については語りました。が、コロナで公開延期・・・。僕らは誰に向かって発信しているのでしょうか。

4月26日(月)

元smart編集長の佐藤誠二朗さんと、僕が、作家の鈴木涼美さんにひたすらダメ出しされるという誰得なイベント「ニッポンのサブカルおじさん」が無事終了。肉を切らして骨だけ守る、という凄惨なイベントになりました。リアル開催だったら、死んでたかもしれん。
サブカルおじさん2人、死んだ目でZOOMごしにパチリ!

またも東京は緊急事態宣言発令ということで、もはやいい加減にせーよ! とばかりに、ウーマンラッシュアワー村本さんと毎日、メルマガ配信。

4月27日(火)

僕が敬愛する作家にして元SDN48の大木亜希子さんと、ラジオ日経の番組「BIZ&TECH TERMINAL」でご一緒したぞ。

大木亜希子さんの、突然、ビジネス番組に呼ばれてこの対応力どーよ。この人の引き出しは底が知れません。僕の、勝手なる推しなのです。

恒例のNONA REEVES西寺郷太さん、スタイリスト伊賀大介さんとズームごしのほろ酔い雑談。
具体的な内容は書けないかな。

4月30日(金)

早起きして金曜日ルーティンのTBSラジオへ。電車に乗って行ってるんだけど、みんな頑張って出社してるんだなー。がんばれ! サラリーマン! と思いつつ、僕も社畜気味のサラリーマンということに気づきました。

放送では、川端裕人さんの一冊『「色のふしぎ」と不思議な社会 』。数年前にSNSで流行った「ドレス色論争」にも言及されております。面白い!

昼は渋谷のラジオへ。生放送で、芸人・ドルフィンソングさんとトーク。

ドルフィンソング、売れてくれ! いや、売れる気がする。

 

夜はBS12へ。『BOOKSTAND.TV』。生きる伝説リビングレジェンドこと、近田春夫さんとご一緒。

近田さんが凄いのは、内田裕也とはっぴいいえんどを行き来した人、日本に最初にHIPHOPを持ち込んだ人、日本のCMソングを作った人歴代3位(小林亞聖、キダ・タローに次ぐ。代表先はチョコボールや爽健美茶など)、考えるヒットでJ-POP批評を確立した人、という半端ない存在なのに、この軽やかさが最高!

当日、収録できいた近田さんの名言を改めて記します。

「俺、アンプとかスピーカーとか一切、気にしないんだよね。だって昔、そのへんのAMラジオで十分感動したじゃん。」
「俺、こないだPC捨てたのよ。だって、スマホで全部できるじゃん。」
最後に近田春夫さんの名曲をどーぞ!

(以上)

原利彦
1975年香川県生まれ。1998年博報堂入社。営業職、媒体職を渡り歩き、出版社・ゲーム会社といったエンタテイメント業界を営業として担当。同時にさまざまな博報堂のコンテンツビジネスにも参画。2009年から博報堂ケトル参加。広告会社の営業をバックボーンとしたビジネス構築力と、メディアスキル、そして精神的タフさを武器に、企画から、ビジネスとしての着地までの責任を持ったコンテンツプロデュースが得意。
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