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連載 : 徒然、原カントくん

2021/11/17

徒然、原カントくん 2021.8.1~8.31

原利彦

本コーナーは、博報堂ケトル執行役員である原利彦が、本業である広告以外の、サブ活動をする際に名乗るアカウント名「原カントくん」の日々の活動記録です。

まずもって、ケトルCEOによる原の労務管理チェックの意味合いが強いと推察される本連載ですが、自分自身を省みる意味合いもこめて、徒然と綴らせていただきます。

8月1日(日)

日曜日なのに朝6時に起床。
夏を確かめに、バイクのエンジンをかけて不要不急の千葉ツーリング。
うん、明らかに夏だな、と言い聞かせて缶コーヒーだけ飲んで午後13時に帰宅。

8月3日(火)

朝起きて速攻ラジオ日経へ直行し『BIZ&TECH TERMINAL』の収録。

ゲストにWEB「美術手帖」編集長の橋爪勇介さんと博報堂DYMPの堀内美希さんと朝からご一緒。

僕、毎週金曜日にTBSラジオでアートイベントを紹介するコーナーを持ってますが、明らかに橋爪さんが担当したほうがいいなと確信し死にたい気持ちで帰社。

8月5日(木)

ELLEオンラインのpodcast『鈴木涼美のBISTRO LOVIN’』発射!

Twitterで自身のpodcastの告知をしつつ、さらっと僕を貶めるこの女性を誰か止めてください。

8月6日(金)

TBSラジオ『金曜ボイスログ』に出演し、なぜか唐突に史上最大の詐欺師グレガー・マグレガーと「ポヤイス国」を紹介。

このマグレガーという男は、20世紀初頭のイギリスで彼の脳内で「ポヤイス国」という国家をつくりあげ移住希望者を募集し、運の悪いことに彼が天才的なプレゼン能力を持っていたため多数の人がポヤイス国の土地と貨幣を購入。そして、そのまま希望者を載せてあるはずのない「ポヤイス国」に向けて絶好調に移住の船出を慣行。
結果、南アメリカの適当なジャングルに全員を置き去りにして帰ってきた、というとんでもないことをしでかした男です。詳しくはググってください。

昼は、新刊「コロナがあけたらしたいこと」が泣ける! と話題の著者うえはらけいたさんと渋谷のラジオでトーク。

うえはらさんが元博報堂の人ときいてビックリしました。

 

どなたかが、僕が以前、水道橋博士と村松友視さんと一緒に出たBS12を紹介してくださっていた。まさか村松さんとモハメド・アリについて語る日がくるとは。

8月12日(木)

ELLEオンラインのpodcast「鈴木涼美のBISTRO LOVIN’」が配信されたのだが、編集部に寄せられたリスナーからの相談内容が「原カントくんのようなセフレが欲しい」という何かがイカレタどなたかからの相談。

僕はただ息吸っているだけで何も言ってないのに、涼美さんにボロカス言われております。死にたい。

8月13日(金)

13日の金曜日、早起きしてTBSラジオにおもむき本の紹介。
今日紹介したのは、「世界の幽霊出現録」。

海外の幽霊は怖い、とか人間に危害を与える、というよりか「これ人間よりも無害じゃーねーか」というかわいらしい幽霊が多い。この本で紹介されている、イギリスの図書館にいつ行っても座っている老紳士の幽霊、なんて「近所の暇なおじさん」と変わらんぞ。

その後、得意先とオンライン会議をおこなったあとダッシュで渋谷のラジオへ。
格闘技ライターの茂田浩司さんと、今年の格闘トピックと井上尚弥について語る。今年の大晦日、那須川天心と武尊は戦ってくれるのか! それだけが希望に生きてみる。

 

夕方、大倉眞一郎さんと韓国映画の大傑作『白頭山大噴火』について語る動画が配信。本作は本家『アルマゲドン』を超えるディザスタームービーの傑作。マ・ドンソク兄貴が珍しく拳じゃなくて頭を使う役を演じています。。

深夜はBS12『BOOKSTAND.TV』に出演。
ゲストはデザイナーにして悪魔主義者の高橋ヨシキさん!

ヨシキさんの笑顔も最高だけど、机の上の「へんなおじさん人形」も最高。

しゃべりまくりな一日。飲みにいくところもないので深夜、NHK「ラジオ深夜便」を聴きながら缶ビール飲みつつ帰宅。スライディング就寝。

8月16日(月)

休日ですが、下北沢の本屋B&Bにふらりと出勤。
今日から台湾文化推進イベント「脳内トラベル台湾」が今日からスタートしたぞ。

って、イベントやりつつほとんど人が歩いてないぞ。「このお店、どうなっちまうのか」と思いつつ、やれることを一つずつやるしかないんだ、と言い聞かせて下北沢のカレー屋「八月」でカレーを食べて心を落ち着かせる。

8月18日(水)

阿佐ヶ谷のライブハウス、阿佐ヶ谷ロフトで行われる地下イベントに急遽出演。

RAM RIIDERさんのDJプレイを聴きながら猛烈にビールを飲みたくなったがご時世的に我慢。帰り、大久保まで缶ビールを握りしめつつ徒歩で帰宅。しようとしたが東中野で挫折してJRで帰宅。

 

8月20日(金)

朝、TBSラジオで『酔っぱらいが変えた世界史』を紹介。

まずこのタイトルだけで最高なんだけど中身も最高。

一番グッと来たのは1960年代東西冷戦中にイスラエルへの派兵をめぐり米ソで核危機が勃発。当時のアメリカの大統領がルーズベルトで、まずこの人が重度のアル中で、ソ連側のトップがフルシチョフで当然これまたアル中。どうかしている二人が各ボタンを握りしめお互いが正常な判断能力を失ったまま、最高潮に緊張が高まったときに、たまたまルーズベルトが泥酔していて連絡がつかなかったため、指揮官がキッシンジャー国務長官にわたったことで核戦争を免れた、という酔いもさめるようなお話が掲載されております。

こないだの水道橋博士とRAM RIDERさんの阿佐ヶ谷のイベントの様子を原田専門家さんが絵に描いてくださったぞ。どれが僕かわかるかな。

昼は渋谷のラジオに移動して、トレンドフォーキャスター各和奈利のラジオデビューの場に立ち会う。

俺だけ香港マフィアのチンピラみたいになってますが、僕もケトルの同僚です。
各和の堂々とした話しぶりでつつがなく終了。

深夜は僕が仕える二人の編集長、水道橋博士と酒井若奈さんとご一緒。

博士さん、若菜さん、ずっとお二人のそばでSTAND BY MEしていきたいぞ。

8月24日(火)

朝からラジオ日経へ移動。
新刊『1995年のエアマックス』の著者、小澤匡行さんとラジオ日経でトーク。僕の中の「年号から始まる系本にハズレなし」の通説が更新されました。

8月27日(金)

朝、TBSラジオで「あだち勉物語 ~あだち充を漫画家にした男~」を紹介。
あだち勉さんは、あだち充さんのお兄さんで、漫画家としての才能は抜群なものの「あだち充は、兄貴と正反対のことをしたから漫画家として大成した」という人もいるくらい破天荒な人物。

しかも作者は、昨年ネット界を騒然とさせたWEB漫画「連ちゃんパパ」のありま猛さん。

あだち勉さんは、弟のあだち充さんを振り回し、まわりにも迷惑をかけた愛すべき憎めなき人だったそうですが、あだち充さんは最後まで慕っておられたそうで、あだち充さんの名作『タッチ』で優等生の弟と、不真面目な兄という設定、そして最後、輝いたのはどちらだったか、ということ含めてはもしかしたらご自身の状況を反映されたのかな、と思いました。

 

(了)

原利彦
1975年香川県生まれ。1998年博報堂入社。営業職、媒体職を渡り歩き、出版社・ゲーム会社といったエンタテイメント業界を営業として担当。同時にさまざまな博報堂のコンテンツビジネスにも参画。2009年から博報堂ケトル参加。広告会社の営業をバックボーンとしたビジネス構築力と、メディアスキル、そして精神的タフさを武器に、企画から、ビジネスとしての着地までの責任を持ったコンテンツプロデュースが得意。
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