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連載 : 徒然、原カントくん

2022/02/25

徒然、原カントくん 2021.11.1~11.30

原利彦

本コーナーは、博報堂ケトル執行役員である原利彦が、本業である広告以外の、サブ活動をする際に名乗るアカウント名「原カントくん」の日々の活動記録です。

まずもって、ケトルCEOによる原の労務管理チェックの意味合いが強いと推察される本連載ですが、自分自身を省みる意味合いもこめて、徒然と綴らせていただきます。

 

11月4日(木)

昼は、原宿のBS12にて「BOOKSTAND.TV」の収録。
芥川賞作家の金原ひとみさんをゲストに迎えて新刊「アンソーシャルディスタンス」をネタにトーク。依存をテーマにした短編集だけど、彼女の文体自体に依存性がある。「ストロングゼロ」っていう短編が好き。

そして、夜はそのまま水道橋博士さんと一緒に下北沢B&Bに移動。

本屋B&Bで、Yahoo!ニュースの岡本さん&水道橋博士と、ノンフィクションの過去・現在・未来について語るトークイベントを行う。

 

 

やっぱり久々のリアル集客のトークイベントはやりやすいなー。お客のリアクションがあるとないとではエライ違いだ。

そして、イベント前に、水道橋博士を下北沢のボーナストラックを案内したところ、水道橋博士が下北沢の変わりっぷりにビックリしてたなー。

詳しくは、以下の水道橋博士の日記に。
https://ameblo.jp/suidobashihakase/entry-12708312733.html

終了後に、ビール片手にパトロールしていたら博士に撮影され、ブログにさらされてしまいました。

 

11月5日(金)

早起きしてコンビニのコーヒーを片手に持ちつつTBSラジオへ。

しかし、原因不明の左肩の違和感が凄まじい。痛い、というよりは重い。何かの地縛霊でも憑いてるんじゃねーかっていう勢いである。どうしたもんか。

んで、なにを紹介したのか、もう忘れちゃったけど、とにかく上手にしゃべれなかったことだけは間違いない。悔いを感じつつ、隣の博報堂ケトルオフィスへ出社。

得意先とリモート打ち合わせを済まし、渋谷のラジオへ。

偏愛ほとばしりマガジン『Zoccon』のタナカユウコ編集長と一時間、ノンストップトーク。

 

雑誌名をきいって、シブがき隊の「Zoccon命(LOVE)!」を思い出してタナカユウコさんに話をふったら「なんですか、それ?」とキョトンとされました。

 

11月12日(金)

TBSラジオに出頭し『金曜ボイスログ』のレギュラーコーナーに出演。
今週は角川武蔵野ミュージアムで開催中の「俵万智 展 #たったひとつの「いいね」 『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで」を紹介。

俵万智さんといえば、なんと300万部以上を売り上げたベストセラー『サラダ記念日』が有名であるが、以下のネットニュース記事出たときはビックリしたなー。

「サラダ記念日」サラダ関係なかった…俵万智さんが衝撃の事実明かす - サンスポ
https://t.co/NalGsgLEzF


そんで、昼は渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』に出演。

ゲストは新刊「死を食う犬」が話題のルポライター小林みちたかさんとご一緒す。

ラダックという、決して怒らない人が暮らすといわれるチベットの伝説の街について、渋谷の雑踏から語り合いました。

 

 

あーもう全てを忘れてチベットあたりに旅に行きたい。左肩の鈍痛を置いてけぼりにして。

そのあと、目黒にある某クライアントにて打ち合わせしたのち、夜は、アイドルの吉川友さんとBS12『BOOKSTAND.TV』でご一緒。

 

 

ものすごく楽しそうに彼女の趣味「果物のツブ数え」について語ってくださっておりますが、ほぼ集合体恐怖症の僕は収録中、脂汗がしたたっておりました。

 

11月15日(月)

まったくやる気が起きない月曜日。YouTubeで「やる気の出し方」という動画を観るものの、その動画すら最後まで見るやる気が出ない。こんな日もあるか。

 

11月16日(火)

朝、エイヤ!と自らを奮い立たせて虎ノ門のラジオ日経へ。

辻希美さんやアッブアップガールズ(仮)を抱えるYUMエンターテイメントの山田社長にアイドルビジネスについてお話を伺う。

 

 

かつてハロプロ界隈で「鬼軍曹」という山本小鉄のごとき異名をつけられていた山田社長。
激動の彼の半生を伺いつつ、ラジオ日経で“ぱいぱいでか美”というワードが初めて飛び交う収録になったと思われます。

 

11月19日(金)

僕が普段通っている歌舞伎町にあるスポーツジムへ行き、一ミリも汗をかかずに風呂だけ入って帰ってくるという無駄行動を展開し心を癒す。

深夜BS12『BOOKSTAND.TV』でカレーがうますぎるエリックサウスを手掛ける稲田俊輔さんとご一緒にトーク。

 

 

ほぼ食に興味がない僕が30分間、稲田さんと話をしています。

この日記を書いている現在、「サイゼリヤで喜ぶ彼女」というネタがフェミ界隈を中心にたたかれまくっておりますが、稲田さんといえば「サイゼリヤを誰よりも愛する男」としても有名。
彼の以下の記事を読むだけで皆さんのQOLが上がること必至。

サイゼリヤで組む「究極のフルコース」はこれ! 〜サイゼ100%活用術つき〜
https://retty.news/34859/

 

11月20日(土)

本屋B&Bでスタッフミーティング。

スタッフの皆さんが優秀過ぎるため、ミーティングはあっという間に終了し、やることないのでビール飲みながらボーナストラックを眺めたら、フリーマーケットをやってました。(はやく家に帰れよ)

 

11月23日(火・祝)

コロナ禍の間隙をついて、エレキコミックの二人と『エレマガ』の仲間たちと中野セントラルパークでBBQを実施!

 

 

この感覚、久しぶりだなー。めっちゃ寒くて、最後、プールサイドでぶるぶる震えている小学生みたいな唇の色になってたけど。

 

11月24日(水)

そして夜は、酒井若菜さんと彼女のメールマガジン『&Q』の仲間たちとオンラインオフ会を実施。

 

 

なんだろう、この『&Q』の共犯関係ともいえる信頼感は。編集長の酒井さんが作っている空気なんだろうな。

 

11月25日(木)

鈴木涼美の『BISTRO LOVIN'』最新号、配信!
「親からの結婚出産のプレッシャーがじわじわきてる」という30代女性からの切実なお悩みを、未婚のプロ2人が語っております。なんの参考にもならん。

 

 

「いつか結婚したくなるよ」ってみんなに言われながら、当年とって47歳になってしまいました。

 

11月26日(金)

朝、牛丼チェーン店の朝定食を食べたのち、TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、「東京都コレクションでたどる〈上野〉の記録と記憶」を紹介。

上野は実に奥深い街だけど、まさか上野公園の西郷隆盛像、西郷さんの顔が誰もわからんので、弟の顔をモデルにしていたとはなー。

https://t.co/63Z80e1OTE

上野駅の改札の上になんだか色あせた壁画があるんだけど、これを描いたのが僕と同郷の猪熊弦一郎さんであることを知りました。

昼は渋谷のラジオで神社ソムリエの佐々木優太さんとトーク。

 

 

後日、ひょんな縁から佐々木さんのご自宅に遊びにいくことになったのも、この御利益ある放送によるものかも。

そして佐々木さんも僕と同じバイク乗りであることが判明し、途中から神社の話そっちのけでバイクの話で盛り上がる。


夜は、BS12『BOOKSTAND.TV』にて三又又三さんとご一緒。
他の追随を許さない圧倒的なクズエピソードに腹抱えて笑いました。

 

 

三又さんと言えば、異様なまでの交友関係の広さで有名ですが、北方謙三、大沢在昌という文壇界のビッグツーとも六本木の飲み仲間であるとのこと。
まずそのことに驚きましたが、さらに腰を抜かしたのは、三又さんがこの二人の本を一冊たりとも読んだことない、という衝撃の事実でした。

そして夜は、ネット通販でポチったマッサージ機を左肩にあてつつ、トビー・マグワイア版・映画『スパイダーマン』を観つつソファで寝落ち。

未明にハタと目が覚め、圧倒的な孤独を感じつつも、ウィスキー飲んで力ずくで二度寝をすます。

(了)

 

原利彦
1975年香川県生まれ。1998年博報堂入社。営業職、媒体職を渡り歩き、出版社・ゲーム会社といったエンタテイメント業界を営業として担当。同時にさまざまな博報堂のコンテンツビジネスにも参画。2009年から博報堂ケトル参加。広告会社の営業をバックボーンとしたビジネス構築力と、メディアスキル、そして精神的タフさを武器に、企画から、ビジネスとしての着地までの責任を持ったコンテンツプロデュースが得意。
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