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連載 : 徒然、原カントくん

2022/09/27

徒然、原カントくん 2022.6.1~6.30

原利彦

本コーナーは、博報堂ケトル執行役員である原利彦が、本業である広告以外の、サブ活動をする際に名乗るアカウント名「原カントくん」の日々の活動記録です。

まずもって、ケトルCEOによる原の労務管理チェックの意味合いが強いと推察される本連載ですが、自分自身を省みる意味合いもこめて、徒然と綴らせていただきます。

 

 

6月1日(水)

朝からラジオ日経にいきまして、みんな知らず知らずに無茶苦茶お世話になっているはずの、さくらインターネット代表取締役社長の田中邦裕さんとご一緒。

もともと、インターネットがどうなるかもわからない時期に、高専学生でありながら同社を起業。

そこから現在の巨大企業に育て上げられたお方とは思えぬカジュアルさでした。

 

 

いまは、沖縄にお住まいだそうです。


その後、下北沢の本屋B&Bに出向き、経営メンバーとの深刻なミーティング。

うーむ。「うーむ。」と、唸り声だけが響くなんともいたたまれぬ時間を過ごす。とりあえず、ビールのもう。

 

6月2日(木)

今日はもうずっと喋りまくってた。

朝からBS12「BOOKSTAND.TV」3本撮りで、原宿のBS12スタジオへ。

水道橋博士が参院選に出馬したためテレビ番組出演が不可に。結果、僕一人MCという無茶なBS12『BOOKSTAND.TV』収録が行われました。

根本宗子さんと、紺野ぶるまさんと、吉川圭三さんという濃厚ラインナップ。博士さんの存在の大きさを痛感したなあ。

 

 

帰り日も暮れゆく中、ふと代々木公園にいきたくなり、代々木公園の売店で缶ビールを買って一人鳩を眺めながらベンチに座って飲む。

そして、赤坂のケトルに帰社してクライアントワークをしたのちに、

夜は、もはや腐れ縁とも言える作家の鈴木涼美さんが、KBS京都の角田龍平さんの番組に出るということで、そもそも僕には無関係な話なのですが、KBS京都の番組ディレクターから
「是非、お二人とつながりのある原さんからメッセージをいただけませんでしょうか!」というお話をいただき、メールでメッセージをよさせていただきました。すると、

 

 

案の定、鈴木涼美さんからはるか京都の放送局からでもボロカスに言われておった模様。(Twitterの見知らぬ誰かからのタレコミ情報)。なんなんや、これ。

 

6月3日(金)

早朝、起床するなり炎のタイピングをかましたのちTBSラジオに出頭。

細野晴臣さんデビュー50周年記念の「細野観光 1969―2019」をご紹介する。

 

 

 

この展示、最初がいきなり凄い。

細野晴臣さんのおじいさんの紹介から入っているのだが、細野さんのおじいさんと言えば、あのタイタニック号、映画にもなった沈没した悲劇の船、その日本人ただ一人の生き残りだったらそうな。

そのときの新聞記事なんかが展示されていましたが、もう細野さん、生まれる前から凄い!


その後、隣の赤坂ケトルに移動して、1時間ほどクライアントと打ち合わせした後に、
渋谷のラジオで、かつての後輩、畑中翔太くんとご一緒。

いまやドラマから漫画まで手掛ける敏腕プロデューサーでして、彼の新作『夢喰い』についてお話をがっつり伺いました。

 

 

畑中くん、相変わらずの平熱大陸ですが、やってることは情熱大陸なみに熱い!

 

 

6月7日(火)

芸人・エレキコミックさんと話をして、この行動制限の間隙をぬってエレマガ読者とのBBQ実施を決定!

早速、Twitterで報告したら、読者のモアハタさんがブラーオマージュの素敵なイラストをTwitterにアップしてくださったぞ。

 

 

このイラスト描いてくださったのはコロナがはじまる2年前だそうな。なぜか片桐仁さんも描かれておりますが。

 

6月8日(水)

唐突ですが、NAVERが始めた新しいプラットフォーム『Article』の、クローズドβ版の執筆メンバーとしてお声がけいただきまして、唐突に漫画レビューの連載を始めることになった。

一発目は、異世界転生モノの極北ともいえる『アラフィフ転生』。作者にもレビューが届いたみたいで嬉しいな。

 

 

漫画から自分が遠ざかって久しいですが、久々、いろいろと読み漁ってみるか!

 

まったく神奈川県となんの縁もありませんが、テレビ神奈川の『イイコト!』の収録。

元AKB48総支配人にして現在はお弁当屋さんの戸賀崎智信さん→作家の鈴木涼美さんという、朝番組感レスなラインナップで収録done.

 

 

戸賀崎さんといえば、AKB伝説の支配人として、ある界隈ではメチャクチャ有名な方。

今は、ご自身でフランチャイズのお弁当を売っているそうですが、「あらゆるスタジオであらゆる弁当を食べ尽くした僕が売る弁当がまずいわけないです」ってセリフは説得力あったなー。

 

 

鈴木涼美さん、ちゃんとジャケットをきて二の腕のタトゥーを隠すという朝番組対応、ありがとうございました!

 

そして、水道橋博士が本気で選挙活動に原をくくったらしく、ポスター撮影に挑んでいるようですが、どうみても、僕にはパタリロにしかみえません。

 

 

ちなみに、スタイリングは僕もお世話になっている伊賀大介さん!

 

 

6月10日(金)

朝、TBSラジオでボテロ展をご紹介。

 

まあこの人、とにかくなんでもかんでも、ぽっちゃり、ふくよかに描いちゃう。
人でも、動物でも、天使でも、あとは楽器や果物まで、なんでもかんでもパツンパツン。

チラシの絵、これなにかというとモナリザが、もう力づくで首がないマトリョーシカみたいになってるっていうね。


そして夜は、いつも金曜日深夜に放送されるBS12『BOOKSTAND.TV』が、メインMCの水道橋博士が参院選に出馬したため大人の事情で放送NGに。

突然、エレキコミック&本谷有希子さんと以前出演した回の再放送がオンエアされることになった。

 

 

水道橋博士の参院選はどうなってしまうのか! こんなに選挙特番が楽しみなのは人生初です。

 

6月13日(月)

いつのまにか、ケトルの渋谷オフィス一階にイカしたホットドッグ屋ができた、ということで視察がてら行ってきました。

「80年代のビデオレンタル屋が廃業した後に、ホットドッグ屋を始めた」という謎コンセプトのもとにつくられたBABY HOTDOG CAFE。

ここんちのシグネチャーホットドッグと言われる塩ホットドッグ、めちゃくちゃうまいぞこれ! しかも、全ての装飾もかっこいい。

 

 

もともと博報堂にいた若いプロデューサーたちが立ち上げたお店だそうな。何かが始まるニュースは、それだけでなんか元気出るな。

 

6月14日(火)

さてさて、来る7月に下北沢の本屋B&Bがついに10周年を迎える、ということで、ケトルの前代表・嶋さんと相談した結果、ヤケクソのオールナイト本屋興行をやることを決定。

 

 

とりあえず勢いで発表したはいいが、確実に朝まで起きていられる自信ナシ!

 

 

6月17日(金)

コンビニエンスストアで100円のミルクを飲んだ後に、赤坂のTBSラジオへ。

今回TBSラジオでご紹介したのは、『生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展』。

 

 

この方、円谷英二の仕事を支え続けてきた偉大な美術監督でして、たとえば『ゴジラ』『モスラ』あとは『日本沈没』など数多くの東宝特撮黄金期の作品を手がけられた伝説的な人物。

彼の言葉で『俺たちはミニチュアを作っているんじゃないんだ。本物をつくるんだ!』っていうセリフがあるのですが、もはや狂気ともいえる彼の緻密な仕事が展示されています。『日本沈没』っていう映画のときには、本当に東京大学の教授に地震の仕組みをヒアリングしにいったらしい。美術スタッフの域を超えている。


そして、出演終わってスマホをみたら、なんと! あの腐れ縁・鈴木涼美さんが芥川賞候補にノミネートされてしまいましたぞ!

 

 

なんで、他のノミネート者もいるのに涼美さんだけサムネイル画像になっておるのか、それは謎。

僕のまわりの人物がみんな慌ただしい急展開だ。俺もなにかもがかないと!

 

 

6月20日(月)

深夜BS12で、シモネタ大喜利でおなじみ・紺野ぶるまさんとご一緒。
 

 

 

紺野ぶるまさんがシモネタ大喜利する際に、あのレジ横によくあるチーン! ってベルをならして、「こ」って言ってから大喜利するスタイルにスタジオ一同が爆笑の渦に巻き込まれました。

これ、今後も放送コードにひっかからない、ある種の発明だろ。

 

6月22日(水)

10周年にむけて下北沢・本屋B&Bにビールラインナップが増えてきたー!

 

 

久々に、おおっぴらに飲める夏が始まるぞ。

 

6月23日(木)

本屋B&Bでみつけた『搾取都市ソウル』を早速買って、本屋でビール飲みながら読む。

 


これは読むと、韓流ドラマの見方も変わると思います。映画『パラサイト』が作られるわけだ。

 

6月24日(金)

BS12『BOOKSTABD.TV』、水道橋博士がいなくなり僕一人MCというふざけたスタイルでオンエア!

ゲストは泣く子も黙る劇作家の根本宗子さん。

 

 

かつては、スタッフから「鬼」と呼ばれた根本さんですが、収録では終始おだやかでスイングしたなあ。


その後、仕事の合間に駆け抜けるように読んでしもた。
笹山敬輔『ドリフターズとその時代』。

 

 

いかりや長介と志村けんの愛憎渦巻く関係はオビ=ワンとアナキンの如し。

ドリフターズ初の本格評伝、シビれました。

 

6月24日(金)

BS12『BOOKSTAND.TV』、「片目のオジキ」こと、ダースレイダーさんが緊急代理MCに。

昆虫学者の小松貴さん→ZOCの巫まろさん→能町みね子さんと走り抜けるように収録完了。

 

 

この昆虫学者・小松貴さんはただもんではないが、彼を発見した新潮社の編集者も凄いと思った。絶対、ここから世界に飛び出る人だと思う。

 

6月24日(金)

朝、TBSラジオで国立映画アーカイブ「日本の映画館」展にふれつつ、1930年代に日比谷エリアで繰り広げられた映画戦争ともいうべきバチバチの闘いをご紹介。


その二つの会社は松竹と東宝。

もともと松竹というのは歌舞伎の会社でが銀座・丸の内に盤石の地盤を気づいていた。そこに関西から新興勢力の東宝が乗り込んでくる。東宝は東京宝塚の略で、宝塚の創業者、小林一三が率いる会社が、道を隔てた日比谷に拠点をかまえ、銀座・日比谷・有楽町・一帯が今も映画館激戦区になっている歴史的背景がわかる展示になってます。


その後、渋谷のラジオで、こないだ紹介した、ケトル渋谷オフィスに突然できた謎のホットドッグ屋『BABY HOTDOG CAFE』を運営するii-incの岩城大佑さん、瀬 和成さんとご一緒!

 

 

こうやって放送にかこつけて、色んな人に会えるのがラジオやっていいことだなあ。
(ちゃんと広告会社の仕事もしてますよ!)

 

6月25日(土)

自分が編集を担当する、エレキコミックの公式WEBマガジン『エレマガ』の仲間とホントどれくらいぶりだろうか・・・中野セントラルパークで、盛大にBBQを実施。 

 

みんなよくコロナ禍をサバイブしてきたなあ! と謎の感慨に浸りつつ、大団円で終了。知らないうちに、つきあってたり、結婚していたり、赤子が生まれていたりする人たちもいて感慨ぶかかったなあ。

そして、少し前の日記で紹介した、モアハタさんが今日のために非売品のステッカーをつくってきてくれたぞ涙!モアハタさんありがとう。

 

6月26日(日)

以前、エレキコミック今立さんから教えていただいて以来、僕の夏の封切りルーティンでもある博多天神の冷やし中華を食す。

 

 

そして僕らの夏は始まった。(by BOYS BE…)。

 

6月29日(水)

ヴィレッジヴァンガードの公式YouTubeチャンネル『ヴィレヴァンちゃんねる』が公開。

「2次元と3次元を行き来するダンス&ボーカルグループ」学芸大青春の内田将綺さん、仲川蓮さんとお話させていただきました。

 

 

これが一周回ったメタバースか!
人類は知らないうちに大変なところまでたどり着きました。

 

(了)

 

 

原利彦
1975年香川県生まれ。1998年博報堂入社。営業職、媒体職を渡り歩き、出版社・ゲーム会社といったエンタテイメント業界を営業として担当。同時にさまざまな博報堂のコンテンツビジネスにも参画。2009年から博報堂ケトル参加。広告会社の営業をバックボーンとしたビジネス構築力と、メディアスキル、そして精神的タフさを武器に、企画から、ビジネスとしての着地までの責任を持ったコンテンツプロデュースが得意。
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