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連載 : 徒然、原カントくん

2022/11/09

徒然、原カントくん 2022.7.1~7.31

原利彦

本コーナーは、博報堂ケトル執行役員である原利彦が、本業である広告以外の、サブ活動をする際に名乗るアカウント名「原カントくん」の日々の活動記録です。

まずもって、ケトルCEOによる原の労務管理チェックの意味合いが強いと推察される本連載ですが、自分自身を省みる意味合いもこめて、徒然と綴らせていただきます。

 

 

7月1日(金)

猛烈に眠いが自分を奮い立たせて起床。

生放送前だと言うのに、炭酸飲料をがぶ飲みしつつ、渋谷のラジオへ。

番組半期ごとの定例行事となっている、格闘技ライター茂田浩司さんとご一緒する。

 

 

今年は格闘技のアタリ年で、茂田さんと一気に、那須川天心vs武尊、ゴロフキンvs村田諒太、井上尚弥vsドネアを振り返った。

話したいことは尽きないが、格闘技の裏側を知り尽くしている茂田さんにとっては、おそらく喋れないこともたくさんあったと思う。

 

7月3日(日)

メインMCだった水道橋博士が参院選に出馬したことで、突如、替わりにブッキングされた学者芸人・サンキュータツオさんと一日3本撮りの収録。


BS12『BOOKSTAND.TV』のゲストは、元フィギュアスケート選手で現在スポーツ科学者の町田樹さん→直木賞作家の桜木紫乃さん→フリーランス商社マンの小林邦宏さんという、情緒がおかしくなりそうなラインナップの収録完了!

 

 

 

サンキュータツオさんが、ゲストをいちいち辞典名に例えるコーナーが面白かった。ちなみに、町田樹さんは三省堂の『新明解』だそうです。

 

7月5日(火)

ラジオ日経のビジネス番組『BIZ&TECH TERMINAL』でハイパー起業家の熊本直樹さんと収録done.

 

 

しかしこの方、あうたびに新しいことやっとるな。とても尺に収まり切らず、強制終了ー。
ちなみに上の写真、僕、上海行ったことないのですが、人からもらった帽子です。

そして、うおお・・・こないだTBSラジオ『金曜ボイスログ』で紹介したばかりの伝説の特技監督の訃報が。

 

7月7日(木)

七夕。本屋B&Bで、ただただ、だらだら過ごす。
本屋B&Bがあるボーナストラック全体で「#投票にいこう」フェアを展開中。

 

 

帰り、下北沢の街をぷらぷら歩いたのち、カレーの店「八月」でエビカレー食べて帰宅。

 

7月8日(金)

全力で起床!
早朝からTBSラジオに向かって、「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」をご紹介。

この方、もともと銅版を使った版画で注目をされて、そのあとはアクリル画、焼き物といった領域に活動の幅を拡げて、ちょっと前に彼女の有田焼の作品が、30歳の若さで大英博物館で永久展示されることが決定っていう大変な方ですよ。

そして、某クライアントの重要なプレゼンを過ごした後に、
夜は、かもめんたるの槇尾さんとファンとオフ会がてら高田馬場の居酒屋「わっしょい」で宴会。

 

 

ついにこうやって堂々とリアルで乾杯できる日が来たかーしみじみ。

 

7月9日(土)

僕が最近あった人物の中で最大級の天才にして奇人、昆虫博士の小松貴さんとBS番組でご一緒しました。

MCは片目のオジキ、DARTHREIDER!

 

7月10日(日)

えらいこっちゃ。なんと、僕が師事してきた水道橋博士が参院選にて当選。
マジで、政治家になってしまいました。

 

 

ちなみに、僕には博士がパタリロにしかみえません。しかし還暦からの新しいチャレンジに、敬服するな。

 

7月12日(火)

先日出た、ハチミツ二郎『マイ・ウェイ』を読む。

 

 

正直言ってハチミツ二郎さんのことはよく知らなかったのだが、田崎健太さんが解説を務めているということは間違いなしってことで読み始めたら面白すぎた。電車から部屋まで気づけば読みながら歩いて帰宅し、よく轢かれなかったなと思う。

 

7月15日(金)

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、『よう、怪!快?展 ~きみも妖怪博士になろう!』展を紹介。

この展示にて、昔、明治時代に『黒坊主なる妖怪が実際に現れた』という事件があったようで、それが報道された当時の新聞も飾られていたのだが、その内容が、「明治8年5月9日 東京の神田の大工の家に真っ黒い坊主姿の妖怪が現れ、眠っている人の顔をぺろぺろなめて帰って行った」っていう、これただの不審者じゃねーか。

 

 

昼は渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』。
女優の二宮芽生さんとご一緒しました。

 

あまりに眩しくて、何喋ったかイマイチ覚えてないや。

 

7月22日(金)

某仕事で日本化学未来館で開催中の『きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?』にいく。

僕が一番面白いなーと思ったのが『弱いロボット』。
一言で言うと、人がいないと役にたたないロボットなのだが、たとえば、『ゴミ箱ロボット』なるものが謎すぎる。

このロボット、ゴミをみつけると、なんかね『モッコ、モッコ』っていう謎の掛け声と共にゴミに近づいていて、まわりの人間にゴミがあることをモジモジしながら訴えかけてくるだけのロボット。ゴミを拾えない。
しょうがないなーって僕らがゴミを拾って、こいつの頭にゴミを入れると、なんだかはにかみつつ会釈をして去っていく、っていう。なんだ、これは? っていう。

 

 

昼は渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』で、雑誌「Maybe!」の小林由佳編集長と金城小百合さんと生放送に出演。
 

 

金城さんが盛大に遅刻してくれましたが、無事、「ビッグラブ」特集に基づいて放送終了ー。とにかく戦争反対!


深夜は、BS12『BOOKSTAND.TV』で能町みね子さんと、ずっと猫について語る。

ダースレイダーさんも猫好きということで、僕はまったく話に入れないまま事故のような形で放送完!

 

 

7月23日(土)

本屋B&Bが10周年ということで、夜18時から朝6時までオールナイト本屋トークイベントを実施。

原はほぼ深夜にわたって、柳瀬博一アニキ→手塚マキさん→鈴木涼美嬢という、夜の香りしかしないコクのある面々と立て続けにトーク実施。

 

 

最後のほうは、酒と眠気で「北斗の拳」の夢想転生のごとき無意識のままトークをし続けて気がつけば朝。そもそもこれ、本屋でやる意味あったのか。

早朝、缶ビールを飲みながら帰宅して部屋に帰ってテレビつけたら、NHKの短歌番組にさっきまでトークしていた手塚マキさんが出ててびっくり。

 

 

肩書きの「ホスト歌会主宰」に笑った。

 

7月26日(火)

無農薬の食用バラを生産・加工・販売までおこなう話題の起業家、ローズラボ代表の田中綾華さんとラジオ日経でご一緒。彼女はまさに埼玉・深谷に花咲いた希望です。

 

 

収録後、ケトルに帰社することを伝えると、ディレクターから「この格好のまま出社するんですか?」とマジで怪訝な表情で質問される。

 

7月29日(金)

朝、TBSラジオで『よめないけど、いいね!』展を紹介。
「何書いてるか、さっぱりわからん」ということを前提に楽しむ画期的な書道展。

鎌倉の円覚寺を作った人が書いたっていうめちゃくちゃ風格のある掛け軸が展示されていたのですが、どうも昔の資料をてらしあわせてみたら、最初の4行と途中の1行がスパンっと何者かによってカットされていることが判明。で、その理由は、たぶん茶の間のサイズにあわなかったからじゃないかとのことで、どんだけ短絡的な反抗なんだ。

昼、渋谷のラジオで今年結成20周年を迎える芸人・三拍子さんとご一緒。

 

 

今度絶対、「三拍子」の20周年記念ライブを観にいこう!

雑誌『ケトル』ずっとカメラマンの正田真弘さんとご一緒してきた企画が本になったぞ。
『笑いの山脈』。正田さんが撮り下ろした55組の芸人の笑いの瞬間が収められている。僕が一番好きなのは、ダンディ坂野さんのゲッツ!

 

 

(了)

 

原利彦
1975年香川県生まれ。1998年博報堂入社。営業職、媒体職を渡り歩き、出版社・ゲーム会社といったエンタテイメント業界を営業として担当。同時にさまざまな博報堂のコンテンツビジネスにも参画。2009年から博報堂ケトル参加。広告会社の営業をバックボーンとしたビジネス構築力と、メディアスキル、そして精神的タフさを武器に、企画から、ビジネスとしての着地までの責任を持ったコンテンツプロデュースが得意。
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