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連載 : 徒然、原カントくん

2023/09/12

徒然、原カントくん 2023.03.01~04.30

原利彦

3月3日(金)

いま街では「ウィーンが生んだ悲劇の天才」エゴン・シーレ展の告知ポスターを大きく掲載され、エゴン・シーレが俄然盛り上がってますが、あえて「日本が生んだ悲劇の天才」佐伯祐三の個展をTBSラジオで紹介してくる。

佐伯祐三の人生をざっと紹介すると、この人100年前くらいに大阪のお寺の息子として生まれて、19歳のときに東京に出てきて現在の東京芸術大学に入学。その後、25歳でパリに渡るも、彼にとってのあこがれの画家であるブラマンクに徹底的に1.5時間程度ダメ出しされ自身を喪失。

その直後の時期に佐伯祐三が描いた「立てる自画像」っていう作品があって、顔の部分がぐちゃぐちゃに削り取られている。それくらい、当時の彼は自分を見失うくらいにショックだったんだと思うけど、結果的にイースタンユースの名盤のアルバムジャケットに使われるくらい、彼の代表作の一つになった。

 

 

尊敬する人に自分を全否定されたあと彼は一回へこたれそうになったのだけれとも、逃げず徹底的に描いて描いて、数々の名作を残した後、30歳の若さでパリの精神病院で客死した人物。

そんな情緒をひきずったまま、昼は渋谷のラジオで、髭男爵のひぐち君と絶好調にワインを語る。
むしろ俺の頭がおかしくなるよ。

 

 

その後、渋谷で一人、町中華で生姜焼き定食を食べた後にクライアントとオンライン会議。もう脳に酸素が届いている気がしない。


夜は、BS12『BOOKSTAND.TV』の最新回も公開。
この方は凄まじいですよ、サッカー戦術分析官の龍岡歩さん。

 

 

もともとただのサッカーショップの店長しつつサッカーブログを書き続けていたら、あまりに的確すぎてサッカー経験ないのに Jリーグの戦術分析官に就任された方。
W杯の前におあいしたかった!
普段はウイイレのCOM同士を対戦させて、それを観ながらニヤニヤしているらしい。ホンマモンです。

 

3月17日(金)

ついにマスクの着用も個人の判断でOKになった。
ということで、もう堂々とマスクを外して、桜のスタンバイ完全OKの中目黒の街を駅まで歩いて渋谷へ。

渋谷のラジオで、芸人・おくまんさんとご一緒。

野球芸人・三国志芸人としても知られるおくまんさんに、WBCの基礎講座を放送かねてご教授いただく。この放送で、僕は初めてヌートバーが人名であることをしりました。
 

 

 

そして、まさかこのあと、あんな感動的な優勝を目撃するとは!

下北沢B&Bで、参加者がただ「うーむ。どうしたもんか。うーむ。」と唸り合うなんとも悩ましい某クライアントに関するオンライン会議を済ませた後、夜はB&Bで元地下アイドルにして現在作家の姫乃たまさんとトークイベント。心がせわしない。
 

 

 

しかし下北生まれエロ本育ちと自称する姫乃さん、新妻になっても相変わらずのチャーミングさ。
この人を推し続けたいよ、僕は。

帰り、下北沢の「せい屋」でラーメン食べつつ一人反省会して、缶ビール飲みながら帰宅。

 

3月21日(火)

ぬおお、WBCが盛り上がってきた!! まったく野球に無知でしたが、桜と一緒にこの波に乗っからない手はない。マスクも外れたしなんか世の中、テンションあがってきた。

そしてBS12『BOOKSTAND.TV』ゲストは、東京五輪2020ボクシング金メダリストの入江聖奈さん。

 

 

何が凄いって、この方、自分の金メダルの話は5分で終え、残り25分はご自身のカエル愛を快速特急ばりの勢いで話し続けられたこと。

「ボクシングにはまったく未練ないです(キッパリ)」ということで、4月から大学院でカエルの研究をされるそうです・・・。絶対、売れるよ、この人。

 

3月22日(水)

3月17日にHakuhodo Dy Matrix内に立ち上がったばかり、100年生活者研究所の大高香世所長とラジオ日経でご一緒したぞ。気がつけば巣鴨のカフェでママやるそうな。
 

 

 

大高さんのトークも絶品だけど、とにかく声がいいのだ。

そして虎ノ門の町中華で麻婆丼ランチを食べたのちに、クライアントへ出頭。

そういや、『教えて!癒しのMyルール』ってことでディスカバージャパンさんから取材いただいたので、「競艇場での独り読書」をおすすめしておきました。

編集者・本屋B&B運営 原カントくんいそがしくても自分らしく。 | Discover Japan | ディスカバー・ジャパン
 

 

 

 

3月24日(金)

朝からコーラ一気飲みし、寝起きから力ずくで覚醒。
TBSラジオ『金曜ボイスログ』にて、「揃い踏み 細川の名刀たち―永青文庫の国宝登場―」をご紹介してきた。
 

 

 

この永青文庫をつくったのは細川護立っていう方で、室町時代から続く熊本細川家の第16代当主。ご先祖は、熊本藩主で、元総理大臣の細川 護熙(もりひろ)さんのおじいさん。

この方、大変な刀剣のコレクターとしてもしられてまして、さすが、元お殿様だからか、高校時代から刀剣のコレクションにハマっていたっていう、どうなってんだと。その辺の成金とはスケールが違う。

昼は渋谷のラジオ『渋谷のほんだな』で、仏像イラストレーターの田中ひろみさんとご一緒。

 

 

 

新刊「四国遍路別格二十霊場」を紐解きながら、僕の地元、香川県の伝説スポットについてもお話を伺う。知らなかったことばかり! 小学校のとき、遠足でいっていたんだけどなー。

 

 

3月24日(金)

わーい。原カントくん、ではない本業の仕事でインタビューを掲載いただいたぞ。

https://ohtabookstand.com/2022/11/teguchineutral-02/

そして唐突に、旅するビジネスマンにしてYouTuber小林邦宏さんとのPodcast『たびかるジャンクション』が配信!

 

 

 

韓国特集ということで、映画『非常宣言』と『野獣の血』についてあつく語ってまいりました。
しかし韓国映画に出てくる警察は、何故ことごとく無能なのか。

https://nhsw9.app.goo.gl/EqgN

 

3月30日(木)

ラジオ日経『BIZ&TECH TERMINAL』に、ゲストに金沢・福光屋の福光太一郎さんがきてくださったぞ。
 

 

 

完全紹介制・会員制の日本酒コミュニティ「F1625」を立ち上げたばかりの太一郎さん。
この方と仕事して依頼、日本酒の美味しさに目覚めてしまいまして、自分の身体にフィットしすぎたのか度々、記憶を失うようになってしまいました。

 

 

3月30日(木)

渋谷のラジオでone happy 代表の小杉幸一さんとご一緒。

 

 

彼の新刊『わかる!使える!デザイン』を中心に、かつての博報堂田町グランパーク時代のおおらかすぎる働き方について、語り合いました。

 

4月4日(火)

下北沢の90年代シーンを舞台にした私小説『90’sナインティーズ』を刊行したばかりの西寺郷太さんとYouTubeでもご一緒。
 
 

 

https://t.co/kVhFOaOO44

もはや下北沢もまるっきり変わっちゃったけど、90年代のあの、夢追い人のルサンチマンにみなぎった街のエネルギーが恋しい。
自分が下北沢に行き始めたころ、バンプ・オブ・チキンがブレイク前夜でシェルターが秒でソールドアウトして驚いたことを覚えている。

 

4月7日(金)

今日も今日とて、起床5秒でコーラを一気飲みして覚醒。しんどい。

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で紹介した、いわさきちひろ「たて膝の少年」。これ、何かの本で葉祥明というこれまた著名な画家が「人類美術史における肖像画部門でベストテンに入るほどの傑作、国宝に指定されてもおかしくない」とまで言っていたことを覚えている。

 

 

モデルは、いわさきちひろさんの息子さんだそうです。

 

4月8日(土)

確実に雨が降る! という予報も受け止めつつ、中野セントラルパークで芸人・エレキコミックの「エレマガ。」バーベキューを慣行。
ギリギリ、雨も持ちこたえたんではないでしょうか。やってよかった!
 


 

 

 

4月11日(火)

タクシーのなかでコンビニ弁当を書き込みつつスタジオに到着。

TVKテレビ神奈川『イイコト!』収録で、詩人の黒川隆介さん、茂木健一郎さんとご一緒。
 

 

茂木さんなんてフォロワー数140万人以上もいるのに、なんでこんなに目下の人間にフランクでいられるのか! カッコよくてチャーミング。可愛げって大事ですね。

 

 

4月14日(金)

TBSラジオ『金曜ボイスログ』で、『江戸にゃんこ 浮世絵猫づくし』をご紹介。

猫といえば今も日本で飼われているペット数ランキング1位という調査データがあるそうだが、江戸時代でもやっぱり人気だったらしく、数々の動物が登場する浮世絵の中でも猫が登場する回数第一位だそうな。
 

 

 

これ、猫のリフティングテクニック集か?


その後、コンビニでカフェラテメガサイズを買い求め、隣のケトルオフィスでオンライン会議。

昼は渋谷のラジオに移動して、新刊『政治家の酒癖』の著者、栗下直也さんとご一緒。どんなに偉い偉人でも酒で失敗しダメ人間ぶりを晒し。所詮人間こんなもんだ、という人間賛歌にもつながる一冊!

 

 

 

夜は、BS12『BOOKSTAND.TV』で、芸人・ちゃんぴおんずさんとご一緒。

おもしろ荘2023優勝! ここから絶対売れるはず!
 
 

4月16日(日)

いよいよ下北沢の街を歩く人々から、少しずつマスクが外れてきた。

 

 

なんて気持ちの良い一日なんだ。

 

4月17日(月)

なぜか突然、羽田空港へ。
モデルの柴田紗希さんのファンミーティング地方キャラバンで福岡で柴田さんとファンの皆様とご一緒。

 

 

 

まるで女子高の用務員のおじさんのごとく、コンビニを3往復しました・・・。
へろへろになりつつ、来週は、名古屋にいくぞ!

夜は、福岡をナイトクルージングしつつ行き当たりばったりの居酒屋で芋焼酎お湯割りを飲んでホテルに帰宅。

 

 

4月17日(月)

佐久間宣之PのYouTubeチャンネル「100ボケ100ツッコミ」のトータルテンボスとの辛みが620万回再生以上。いきなり大ブレイクを果たしている、女優の二瓶 有加さんがBS12に来てくれたぞ!
 

 

 

こりゃ人気出るのもわかる! 当意即妙な受け答え。

 

 

実は、本好きでもある一面を垣間見せてくださいました。

 

4月21日(金)

今週、TBSラジオで紹介したのはアルフォンソ・ミュシャ。

 

 

ミュシャの絵の特徴は、黄金期の作品はほぼすべて女神のような女性とそれを取り巻く動植物がセットで描かれてきた。

ミュシャ自身、ある女性に運命を変えられた有名なエピソードがある。

ある年の年末に、フランスの大女優であるサラ・ベルナールの舞台のポスターデザインの発注がきたが、みんなクリスマス休暇とってて請ける人がいなかった。で、その時、たまたまミュシャが印刷会社でバイトしていて暇だったんで「あ、僕やれますよ」って描いたポスターが、むちゃくちゃ大評判になって、ミュシャ自身も大ブレイク。
やっぱり男を変えるのは、仕事と女性だけだな。

 

 

4月21日(金)

昼は渋谷のラジオ「渋谷のほんだな」にて、令和の奇書『旧町名さがしてみました』が話題の120soさんとご一緒。
 

 

 

 

12soさん、顔出しNGってことでこんな撮影したけど、ほぼ見えとるがな。

 

4月22日(土)

休日なのにエイヤ! と早起きしてモデル柴田紗希さんとの地方キャラバンで名古屋に。
めちゃくちゃ天気も良かったのでみんなで熱田神宮にきて、みんなでお参り。
 

 

ファンのみんなの写真撮っている柴田紗季さんを、逆にファンのみんなが柴田さんの写真撮る、っていう万華鏡みたいな構図が面白かった。
いい風が吹いているぞ。

 

 

4月23日(日)

友人から誘われて、話題の歌舞伎町タワーにきました!

 

 

 

4月25日(火)

なんとなく街がGW仕様になってきたぞ! 下北沢も海外観光客でいっぱいだ。
そんななか、寝ぼけ頭でラジオ日経『BIZ&TECK TERMINAL』の収録。
先日、ケトルにやかんみがきでもトークいただいた、シングメディアのCOO、佐藤一樹さんに出てもらったぞ。
 

 

プロデューサーオブ・ザ・イヤーにも輝いたことがある敏腕プロでキューサー。ケトルがいつもお世話になっております。

 

4月28日(金)

ダメだ、まったくやる気がおきん。
これまたコーラを一気飲みして、全力で自分を取り戻す。

某クライアントに出頭後、詩人の黒川隆介さんと、ビール飲みながら渋谷のラジオ。
 

 

黒川さん、もちろん言葉もメチャ渋いけど、声も渋いんだよなー。渋谷のラジオも7周年です。

そのあと、徒歩で表参道に移動して、結婚相談所マリーミー代表の植草美幸さんのYouTube番組に出演。

植草先生は、2,000件以上の成婚を生み出したカリスマ婚活アドバイザー。

俺はなぜ、48歳未婚にもかかわらず偉そうに婚活相談にのっているのか。いま見返したら、死にたいくらい恥ずかしいけど、成仏させるために晒す!

 

 

 

4月28日(金)

夜、渋谷のWWWに大好きなバンド、進行方向別通行区分を観に行く。僕のGWは、まずはこのライブから始める。
 
 

 

このバンドのギター真部修一さんと、ドラムの西浦謙助さんは元・相対性理論で、かつて僕がずっとコラムの編集を担当してました。相変わらずの、抜け感とカッコ良さ。

 

4月30日(日)

新宿ゴールデン街で一人ワインを痛飲したのち、深夜24時からバルト9で『東京リベンジャーズ2』を観たようなのだが、予告編で爆睡して気がつけば終わってた。そもそもなんで観ようと思ったのかも謎。

(了)

 

原利彦
1975年香川県生まれ。1998年博報堂入社。営業職、媒体職を渡り歩き、出版社・ゲーム会社といったエンタテイメント業界を営業として担当。同時にさまざまな博報堂のコンテンツビジネスにも参画。2009年から博報堂ケトル参加。広告会社の営業をバックボーンとしたビジネス構築力と、メディアスキル、そして精神的タフさを武器に、企画から、ビジネスとしての着地までの責任を持ったコンテンツプロデュースが得意。
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