2023/11/08
徒然、原カントくん 2023.05.01~06.30
原利彦
本コーナーは、博報堂ケトル執行役員である原利彦が、本業である広告以外の、サブ活動をする際に名乗るアカウント名「原カントくん」の日々の活動記録です。
まずもって、ケトルCEOによる原の労務管理チェックの意味合いが強いと推察される本連載ですが、自分自身を省みる意味合いもこめて、徒然と綴らせていただきます。
5月2日(火)
GWの都内をバイクで走り抜け、池袋のサンシャイン水族館に到着。
『もうどく展Remix』を鑑賞。ポルカドットスティングレイって猛毒もったエイのことだそうです。

ちなみに、なぜ猛毒をもった動植物に派手な物が多いかと言うと、「僕、猛毒持ってますよー」と身体中からアピールできた個体のほうが捕食される可能性が低かったため、結果、何億年もかけて派手な個体が優先されていった結果、今にいたるそうな。
そういや、猛毒って名前のバンドも好きだったなー。
池袋からの帰り道、西早稲田のカレー「メーヤウ」によって激辛チキンカレーを食す。
体中からあらゆる分泌物を出した後に、バイクで帰る気分は、これ"ととのう"ってヤツなんだろうなー。
深夜、新宿ロフトにてNATURE DANGER GANGの10周年ライブを鑑賞。久しぶりにオールナイトのイベントを体験しました。
泥のように眠る。
5月5日(金)
子供の日で本来、休みなのに、ラジオ局に出頭。
渋谷のラジオのゲストは、写真家の山本春花さん。春花さんとはモデルの柴田紗希さんとの撮影仕事からの付き合いで、もう5年くらいなのかな。いつあっても、コンパクトでチャーミングな方。

しかし写真集くらい、ラジオで話すのが難しい本はないな!
つたわったかな、この『乙女グラフィー』の瑞々しさが。
夜、BS12『BOOKSTAND.TV』も公開。
ゲストはお笑いコンビ・わらふじなるおのお二人。

俺、彼らのこの『石渡くん』というコント、大好きなんだよなー。
夜は新宿ゴールデン街近くのバーに久しぶりに顔を出して、知らないお姉さんとスピッツの素晴らしさについて語り合って深夜帰宅。特に1st、2st、3st の初期3枚は、日本語を理解できる国に生まれたことを感謝する奇跡の3枚だと思う。
スピッツの5月に出る新作「ひみつスタジオ」も楽しみだ。
5月10日(水)
夜な夜な、中目黒の商店街を歩いて某スパイス料理店へ。
今後5月21日に渋谷7TH.FLOORでイベントやるバーレスク集団「COMME A LA RADIO」のみなさんとトーク収録。セクシーでカッコいい女性達に囲まれてパシャリ!

しかし、この写真の俺はどうしてここにいるのか!
5月12日(金)
TBSラジオ『金曜ボイスログ』にて、「吹きガラス 妙なるかたち、技の妙」を紹介。

いろんなガラスが展示されているんだけど、18世紀のエアーツイストガラスっていうのが見応えあった。要所要所に空気を閉じ込めたエアジョーダンみたいなガラスなんだけど、18世紀頃のイギリスってガラスを重さで課税していたらしくて、少しでも税金減らすための工夫から生まれたらしいよ。
5月13日(土)
ケトルの渋谷オフィスで、モデルの柴田紗希さんとファンの仲間たちと一緒に、みんなのおすすめYouTube動画を見合う会を3時間以上にわたり開催。なんなんだこの会は。

会が終わって、一人缶ビール飲みながら徒歩で中目黒まで帰宅。
5月15日(月)
「日本一生徒数が多い社会科講師」こと伊藤賀一さんと、BS12でご一緒。
いわゆる、スター予備校講師の伊藤先生。これまでに出した著作が60冊以上で、この話術。こりゃ売れるわ。

とても丁寧なご挨拶をいただいた。やはり挨拶は、己を守る鎧だ。
夜は、一人レトルトカレーを温めてご飯にかけて食べる。これでいいのだ。
5月17日(水)
何が行われているのかわかってませんが、本屋B&Bの近辺がスピッツとコラボしているみたい。とりあえずビール飲もう。夏の予感を感じる一日。

下北沢もやっとマスクしている人がほとんどいなくなってきた!
5月19日(金)
朝、コーラ一気飲みして寝ぼけ頭を奮い立たせた後、毎週ルーティンのTBSラジオで、マグリットを紹介してくる。
どうでもいいけど、佐野元春の『No Damage』のアルバムジャケットみるたびマグリットを思い出すなー。

昼は渋谷のラジオで、料理家の榎本美沙さんとご一緒。
梅仕事、というワードを人生初、学びました。

帰り、渋谷に最近できた古本屋兼カフェを探索。本もいいけど、本を読んでいる人を観るのが好きなのだ。人が一番美しい瞬間って、本とかライブとか映画とか、自分の魂がなにかにもってかれている瞬間だと思う。寝ている人が美しいのも、だからかな。
5月21日(日)
わーい。ケトルの研修合宿で山梨県にきたぞ!
うっかり立ち寄った廃校にて、決断の時を心新たに思う。

そんで、給食食べた。なんでこうなったかビタイチ思い出せない。

エレキコミックの『エレマガ』でご一緒しているガッポリ建設小堀さんのインタビュー記事。生きる勇気が湧いてくる。

5月26日(金)
今日も今日とて、TBSラジオに出演。
いつのまにか番組のシグネチャー水「ミトン水」が誕生していた。

その後、赤坂パークビルにオンライン会議をしたのち、昼は、渋谷のラジオで、カリスマ婚活アドバイザーの植草美幸先生がきてくれた!

5月30日(火)
元博報堂の大先輩、スージー鈴木大兄とラジオ日経でご一緒。
そしてその後は、本屋B&Bでトークイベント。

テーマが『幸福な退職』っていう、危なすぎるテーマで地雷原を棒で叩くようになんとか収録完了しました。

スージーさんの『仕事なんかで死んでたまるか!』という言葉、大勢の方々に響いてほしいな。
6月2日(金)
TBSラジオで、「月で暮らす展」をご紹介。

この展示の監修者の方の見立てでは、2040年には約千人の人が定住していて、年間約1万人が月に旅行に行っている、だろうとのこと。たった17年後ですよ。
そして、昼は渋谷のラジオで作家の鈴木涼美さんとご一緒。

新刊『AV女優の社会学』をテーマに、真っ昼間から語り合いました。
帰り、渋谷の地下でゴーゴーカレーを食べて帰社。最近、カレーしか食べる気がせんのだ。
6月4日(日)
僕の週末ルーティン、代々木公園までお散歩。
ビール飲みながらベトナムフェスを楽しんでいたら、突然、脈絡なくいとうせいこうさんが登場してびっくりしました。

しかも音楽はダブ!
ベトナムフェスにきていた多くのベトナミーズたちのポカンとした顔が面白かった。
6月6日(火)
BS12『BOOKSTAND.TV』に、でか美ちゃんの「推し」つばきファクトリー新沼希空さんが登場! でか美ちゃんの情緒がおかしなことになってました。
そしてついに、コロナ対策のアクリルパネルが取り外されたぞ。なんて話しやすいんだ。

6月8日(木)
本屋B&Bでの、小杉幸一さん、明円学さんのトークイベント本番15分前に、司会をお願いされた僕。

我ながらよくやりきったと思う。まったく準備してなかったから、明円さんの新刊なんて出演10分前に楽屋で読んだだけだもの。でも、トークは盛り上がった気がするぞ。
6月9日(金)
ほてほてコンビニまでいって、アイスコーヒー飲みつつ、朝からTBSラジオで、お地蔵様について語ってくる!

そもそもお地蔵様ってなんなんだ、ってことですが、正確には地蔵菩薩といって、どんな存在かというと、お釈迦様がなくなったあと、紀元前5世紀頃と言われますが、それから56億7千万年後に再び弥勒菩薩が現世に人々を救いにくる予定なんですよ。で、それまで仏が不在になってしまうので、その間に、人々を苦しみから救うための存在が地蔵菩薩らしいぞ!
その後、ケトル嶋さんと一緒に長野県上田市に直行しまして、ブックディレクター内沼晋太郎さんと一緒にトンカツを食べる。

そうそう。上田市に性善説に基づく無人本屋がありました。

いい街だったなー。
一応、仕事で上田に来たはずなんだけど、何の仕事をしたかは忘れました。
6月16日(金)
TBSラジオ『金曜ボイスログ』にて伝説のイラストレーター森本美由紀さんをご紹介さしてきた。
そういや、この『ふらっと』のポスター、かつて本業の仕事で僕らがつくったことを思い出したわ。

TBSラジオの廊下で発見。
いとうせいこうさんと永遠の「いとうせいこうになりたいボーイ」の僕がご一緒。平井有太マンさんも一緒にパチリ。

新刊『今すぐ知りたい日本の電力 明日はこっちだ』これ、自らを守るために必読の一冊ですよ。
あ、あと今日、自分の誕生日だった、悪くない。
夜は新宿のレゲエバーOPENでとある人と乾杯!
6月20日(火)
TVKテレビ神奈川『イイコト!』で、電通のコピーライター阿部広太郎さんとご一緒。

阿部さんはいつあっても好感しか残していかないな!
6月20日(火)
時事芸人・プチ鹿島さんと、令和の今、川口浩探検隊について熱く語る。

川口浩探検隊が、「水曜スペシャル」で猿人バーゴンを生け捕りに成功したにも関わらず、翌日の新聞で1ミリも事件掲載されてなかったときをきっかけに少し人間不信になりました。
6月25日(日)
歌舞伎町で半年ぶりのエル・カブキ単独ライブを観覧。爆笑しつつも、この二人の脳内シナプスはどんだけのスピードで回転してるのかと感嘆した。

6月29日(木)
詩人の伊東友香さんと、鈴木涼美さんと一緒に、下北沢の本屋B&Bでトーク。

夏ということで涼美さんはタトゥー全開の出で立ちで登場。
6月30日(金)
いま絶賛話題の『祝祭の呪物展2』をTBSラジオにてご紹介。

ここで展示されているチャーミーちゃんという可愛らしい女の子の人形が凄い。
会場で設置されていた解説文が、
「滋賀県の養護施設に、いつからかあった人形。可愛がると死ぬ。」とのこと。
なんでも、この人形を施設でかわいがった方が立て続けに5人死んでしまう現象が起きたらしく、怖くて捨てることができない職員がこの二人に寄贈したみたい。なので、展示する側も、あまりかわいがったて展示したら死ぬんで、結構、裸のままぞんざいな感じで展示されてました。どこかでチャーミーちゃんを見かけた人も、決して「かわいい」と言わないでください。死にます。
(了)

