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連載 : プロデューサー道

2020/06/09

ローカル発Webメディア”Qualities”を立ち上げました!①

日野昌暢

博報堂ケトルのプロデューサーである、ローカルおじさんこと日野昌暢の日々を綴る連載「プロデューサー道」の第7回です。

今回はニュースです!

地方の課題は情報発信力と情報アーカイブ力にボトルネックがあると考えて、ずっとずっとこの構想を温め、準備をしてきたのですが、このたび良きパートナーを得て、ローカル発Webメディア”Qualities”(クオリティーズ)2020年6月9日に創設しました。地域活性に興味のある方、よかったらぜひ最後まで読んでください!

Qualitiesは、九州を拠点にした投資銀行の株式会社ドーガンが運営、博報堂ケトルがプロデュース・編集を行うという異色のタッグで立ち上げます。編集部は、#FUKUOKA(福岡市)、絶メシリスト(高崎市)、牡蠣食う研(広島県)と、地域活性プロモーションを共にしてきたケトルの編集者・伊集院隆仁とのコンビで、九州各県在住の優秀なライターさんを配備して、外から目線内から目線とのハイブリッドな視点を持って、取材と執筆ができるフォーメーションでプロデュースしました。ローカルからの域外発信によって、域内と域外をマッチングの創出を目指すローカル発Webメディアです(というところにポイントがあります)。僭越ながら、私が編集長をさせていただきます。

 「九州のいいヒト、いいコト、いいシゴト」。これがローカル発WebメディアQualitiesのタグラインです。取材テリトリーは私の故郷、九州に絞りました。頭文字のQは九州のQで、虫眼鏡も意味しています。探しに行くぞ!ってことですね。地域にはローカルにいながらにして、もしくはローカルだからこそ、面白いことをやっている方々がたくさんいらっしゃって、総じてQOLも高いように見受けられます。前回に紹介した福岡市のWebメディア #FUKUOKA(ハッシュフクオカ)で取材活動を続ける中で、福岡市だけでもたくさんの面白い方々がいらっしゃることに、改めて驚いたのですが、見渡してみると高崎市でも、広島県でも、どこのエリアでも、素晴らしいクオリティで事業を、人生を、クリエイトしている方々がいることが見えてきました。

私は、仕事を自治体さんからいただく立場で、東京に拠点を持ちながら様々な地域で活躍する方々にお会いしたり、お話を伺ったりできましたが、一方で東京で働きながら、自分の地元エリアに戻りたい、関わりたいと考えるたくさんの人々は地域のそういった情報が見えないことから、選択肢を持てずにいる状況も見えてきました。また、地域で素晴らしい活動や事業を行われている方々の情報は、メディアがたくさんある東京に比べて、域外で知られるチャンスがとても少ない。なぜ、ローカルにそういうことを域外に伝えるメディアが少ないか。それは単純で、儲からないからです。だからといって自治体予算で運営しても、予算が永続的につくわけではないので、どこかでやめなければいけなくなります。メディア事業は継続しないとダメです。ローカルWebメディアを民間の力で黒字で継続運営して行くビジネスモデルを発明して、メディア事業として成立させながら、九州のめちゃくちゃ面白いヒト/コト/シゴトを紹介していくというチャレンジです。

ビジネスモデルは、地元に帰りたい人が山ほどいる首都圏から、九州のいいヒト/コト/シゴトへの人材マッチングです。詳しくはまた次回!よかったらQualitiesを覗いてみてください。面白い記事があったら、シェアしていただけるととっても喜びます!それでは、この続きはまた次回!

写真は年初に集まった、Qualities編集部の皆さんです

日野昌暢
1975年福岡県福岡市生まれ。2000年 九州芸術工科大学 芸術工学府 生活環境専攻修了。同年4月に博報堂入社。14年間の営業職を経て2014年よりケトルに加入。

「預かったご予算を着実な効果にしてお戻しする」という強い想いとともに、何が社会を良くするのか?を考えるデザイン発想で、事業企画や商品開発から、PR、プロモーション、マスメディアでの広告などまで、幅広い経験を活かした統合プロデュースを手がける。

また「本質的な地域活性」をマイテーマに、“外から目線”で地域資産を再編集し、地域のプレイヤーの“関わりしろ”を作りながら、事業、プロジェクト、プロダクトを共創し、開発して、情報発信を行っていくことを得意とする通称”ローカルおじさん”。

2020年には九州を取材テリトリーにしたローカル発Webメディア Qualities(クオリティーズ)を企画プロデュースし、創刊編集長。観光庁や文化庁の採択事業者へのコーチングなども多数行っている。

主な受賞歴に、2度のACC TOKYO CREATIVE AWARD グランプリ(2018,2022)、グッドデザイン賞BEST100(2022)、Spikes Asia ゴールド(2019)、カンヌライオンズ ブロンズ(2013,2019)、ADFEST ゴールド(2019)など。
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