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連載 : プロデューサー道

2020/08/12

ローカル発Webメディア”Qualities”を立ち上げました!②

日野昌暢

博報堂ケトルのプロデューサーである、ローカルおじさんこと日野昌暢の日々を綴る連載「プロデューサー道」の第8回です。

6月9日に九州の投資銀行”ドーガン”と組んで創設したローカル発Webメディア”Qualities”(クオリティーズ)の立ち上げから2ヶ月が経ちました。日本経済新聞や西日本新聞で大きな記事にしていただいたことで注目も集まり、立ち上げ1ヶ月で3.3万PVくらい。翌月は一旦落ち着いて9,000PVくらいでしたが、8月はまた徐々に上がってきています。Webメディアとしてはまだまだですが、広告も打っていない中、ローカル発Webメディアとしてはまずまずの滑り出しができたと思っています。

 

スポンサー企業はすでに17社も申し込みをいただいており、取材と記事制作を大忙しで進めています。UIターン就職を応援する人材マッチングへの登録も40名くらいの登録があり、とても素晴らしいキャリアをお持ちの方々に申し込みをいただいていると聞いています。私は、ほとんどの取材に立ち会わせていただいていますが、九州にも面白い企業がたくさんあるということを強く感じています。九州へのUIターン就職先をお探しの方は、ぜひQualities Offerにご登録を!人材マッチングを実行しているドーガンの森社長によると、受ける相談トレンドのキーワードは、束縛からの解放、自由、家族の健康、生涯働く人生設計、だそうです。

こんな感じで取り組んでいるローカル発Webメディア Qualitiesですが、そもそもは人材事業がやりたくて始めたわけではありません。地域の情報が可視化されることで、ヒトやコトや仕事が繋がったり、外から人を呼び込むきっかけとなることで、九州という広域経済圏にいい影響を及ぼせるのではないかという仮説に基づいて始めたものです。首都圏に様々なものが一極集中している中で、首都圏以外の場所にも経済圏のコアが作れる可能性があるのではないか!? 九州はそのポテンシャルが強いのではないか!? と妄想をしてやっております。Webメディアはマネタイズが難しいのですが、地域の面白い情報を首都圏に届く形で編集をして行きたい。しかしそれを実現するためには、何かでマネタイズをしなければメディアは継続しない。その答えが人材マッチングだと考えて、人材事業を組み込んでいます。

首都圏で働くかなり多くの方々が、地方出身者です(私もそうです)。本当は地元に戻りたいと思いながらも、多くの”地元”は情報発信力が弱く、最近の地元の状況がわからないという話をよく聞きます。それはイコール「地元には仕事がない」となります。一方で、地域側に行ってみると面白いことをやっているヒトや会社はちゃんといるわけです。人材マッチングで事業化を行なって、メディア運営費を生みだすことができるのであれば、Qualitiesの理念との親和性が非常に高く、ビジョンがブレない。Qualitiesを継続可能なローカル発Webメディアとして成立させることを通じて、人と人とを結びつけながら、自分自身も結びついて、メディア運営をする中で出会った方々と新しい事業を生み出せたらと夢見ております。ローカル発Webメディア Qualitiesと一緒に九州を盛り上げたい方、大募集です。何か、考えがある方は私にご連絡ください。引き続き、応援をよろしくお願いいたします!

日野昌暢
1975年福岡県福岡市生まれ。2000年 九州芸術工科大学 芸術工学府 生活環境専攻修了。同年4月に博報堂入社。14年間の営業職を経て2014年よりケトルに加入。

「預かったご予算を着実な効果にしてお戻しする」という強い想いとともに、何が社会を良くするのか?を考えるデザイン発想で、事業企画や商品開発から、PR、プロモーション、マスメディアでの広告などまで、幅広い経験を活かした統合プロデュースを手がける。

また「本質的な地域活性」をマイテーマに、“外から目線”で地域資産を再編集し、地域のプレイヤーの“関わりしろ”を作りながら、事業、プロジェクト、プロダクトを共創し、開発して、情報発信を行っていくことを得意とする通称”ローカルおじさん”。

2020年には九州を取材テリトリーにしたローカル発Webメディア Qualities(クオリティーズ)を企画プロデュースし、創刊編集長。観光庁や文化庁の採択事業者へのコーチングなども多数行っている。

主な受賞歴に、2度のACC TOKYO CREATIVE AWARD グランプリ(2018,2022)、グッドデザイン賞BEST100(2022)、Spikes Asia ゴールド(2019)、カンヌライオンズ ブロンズ(2013,2019)、ADFEST ゴールド(2019)など。
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