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連載 : Kettleのお仕事

2020/02/04

ソーシャルグッドアクション、始めました。

ケトルキッチン編集部


博報堂ケトルは、世界で起こっている様々な社会課題をクリエイティビティの力で解決する自社プロジェクト「ソーシャルグッドアクション」をスタートします。その第一弾として「“風しんゼロ”プロジェクト」の支援を2020年2月4日の風しんの日からスタートします。


”風しんゼロ”プロジェクトの詳細はこちら!
https://www.kettle.co.jp/socialaction01/index.html

「ソーシャルグッドアクション」とは

博報堂ケトルは、「手口ニュートラル」なコアアイディア発想で、様々な課題解決を提供してきました。「ソーシャルグッドアクション」は、ケトルが実施するCSR活動で、手口ニュートラルなクリエイティビティの力で、世界の様々な社会課題の解決に挑戦する自社プロジェクトです。

第一弾は「“風しんゼロ”プロジェクト」支援

免疫のない妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんに罹患すると、風しんウイルスが胎児に感染し、出生児に先天性風しん症候群 (CRS)と総称される障がいを引き起こすことがあります。風しんが撲滅できていない日本では数年に一度、風しんが流行。その都度、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれています。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は2018年に、予防接種を受けていないなど感染のおそれがある妊娠中の女性に対して、日本への渡航を自粛するよう勧告。今、新型コロナウイルスが世間を騒がせていますが、風しんは現在もアラートレベル2の注意が出ています。これは、コンゴ共和国のエボラ出血熱と同じレベルとなっており、日本の風しんは国際的にも問題視されています。(出典:https://wwwnc.cdc.gov/travel/notices

風しんが数年おきに流行する理由として、昭和37(1962)年4月2日~昭和54(1979)年4月1日生まれの男性(現在40歳〜57歳)の風しん抗体不足があります。この層の抗体非保有率は約20%。5人に1人が十分な抗体を持っておらず、感染拡大の大きな要因となっています。この世代の男性の抗体保有率が85%〜90%になれば、風しんの流行が食い止められるとも言われています。解決策は実にシンプルで、対象世代の“大人”が、抗体検査や予防接種を受けるだけでいいのです。

これから生まれてくるかけがえのない命のためにできることを。ケトルには子育て世代のメンバーも多く、今回の参画メンバーは、そんな強い想いを持ってプロジェクトに関わっています。

ケトル発“風しんゼロ”活動

博報堂ケトルでは、日本人の風しんゼロに向け、まずは風しんの実態を知ってもらうために、2013年に「先天性風しん疾患症候群」の子供が生まれた確率を可視化した動画を、有楽町ビックカメラの大型ビジョンで2月4日に公開します。

この2013年に「先天性風しん疾患症候群」の子供が生まれた確率は、有楽町ビックカメラ大型ビジョンでこの動画を視聴する確率と同じ1/32181人に計算されています。当動画は、博報堂ケトルが運営しているクリエイティブコミュニティ「Train Train Train」のメンバーでもあるEDP graphic works Co.,Ltd.とaudioforce tokyo GKとの協業で制作されました。

有楽町ビックカメラ大型ビジョンでの公開は2月4日のみとなりますが、同日より博報堂ケトルのHPでもWEB版を公開します。
https://www.kettle.co.jp/socialaction01/index.html

賛同者様、賛同企業様を募集しています。

現在40歳〜47歳の男性の自宅には、各自治体から原則無料で風しんの抗体検査と予防接種が受けられるクーポン券が届くことになっています。もし、なくしたり破棄していても、自治体にお願いすれば再発行してもらえます。また、48歳~57歳の男性も自治体に連絡すれば発行してもらえます。もし、このプロジェクトの思いに共感してくださるなら、対象者の方は1日も早くクーポン券を利用して、お近くの風しん抗体検査を実施している医療機関(厚生労働省HPで確認できます)で抗体検査をしてください。

また、会社を休めず抗体検査に行けない方もいらっしゃると思います。そんな方々が積極的に検査を受診できるよう、企業の経営に携わる方、社員の健康管理する立場の方は、“検査休暇”を認めたり、社で実施する健康診断に、抗体検査を組み込みこむことをご検討ください。検査に関わる費用は、前述の無料クーポン券で賄うことができますので、是非ご利用ください。

国は2020年度の風しん撲滅を掲げていますが、達成は厳しい状況です。しかし2021年以降も、風しん排除の戦いは続きます。ケトルは来年以降も、ご賛同者の皆様と一緒に、風しんゼロの日本を目指していきたいと考えています。

ケトルキッチン編集部
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