2020/10/23
農水省「和食文化継承の人材育成事業」の検討委員に選出されました
ケトルキッチン編集部

農林水産省「和食文化継承の人材育成事業」の検討委員に、「絶メシ」をはじめとした食文化事業に携わってきた博報堂ケトルの畑中翔太が選出されました。
これは「ユネスコ無形文化遺産」である“和食文化”を保護・継承していく文化事業の1つで、日本の地に古くから根付いてきた地域料理や独自の調理法などを、次世代に継承していく人材を育成するプログラムやイベントを実施していきます。
食の多様化や核家族化、女性の社会進出など価値観や働き方の変化の影響を受け、日本人の食生活は変化してきています。そのような中、和食は「健康的」「栄養バランスがよい」といったポジティブなイメージを持たれている一方で、実際には「手間がかかる・面倒」と敬遠される傾向にあります。
事実、家庭等で受け継がれてきた料理や作法等の和食文化を受け継ぎ,次世代へ伝えている国民の割合は、約38%にとどまっている状況です。(平成29年度「食育に関する意識調査」農林水産省)
農水省では,無形文化遺産に登録されたこの「和食文化」を次世代に継承していくため,食生活の改善意識が高まりやすい子育て世代や子ども達を主な対象として、和食文化への関心と理解を深める取組を実施するとともに、都道府県等が行う食育による食文化の保護・継承の活動の支援等に取り組んでいます。
本年度においては、子供たちや子育て世代に和食文化を伝えていく「和食文化継承リーダー」の育成・輩出、和食文化を次世代へと繋いでいく子どもたち世代に和食と向き合ってもらう「全国子ども和食王選手権」の開催など、農水省が主体となって年間を通じてさまざまな活動を行なってまいります。
ぜひ皆さまも日本独自の文化遺産である「和食文化」を未来へと受け継いでいくために、「和食を食べること、和食をつくること」から、その継承アクションに参加してみてください。

■和食文化継承の人材育成事業(詳細)
https://ouchidewashoku.maff.go.jp/

■全国子ども和食王選手権(公式サイト)
https://washoking.maff.go.jp/

