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連載 : 「絶メシロード」ドラマ制作日記

2020/03/21

プロデューサーの気まぐれ制作日記 Vol.4

先日の放送で、『絶メシロード』もいよいよ第九話までオンエアされました。
プロデューサーとしては物語も終盤となり、少し寂しい気持ちにもなるこの頃です。

さて、第九話をご覧になった皆さまは驚いたかもしれませんが、今回の主人公は…
これまでの濱津さん演じる民生ではなく、なんと山本耕史さん演じる車中泊マスターの「鏑木さん」でした。

“脚本的チャレンジ”だった本編内スピンオフ展開

この『絶メシロード』では、第九話で「須田民生」から「鏑木勉」に主人公がバトンタッチする、
いわば本編内スピンオフにチャレンジ
しました。
ドラマを一話からご覧の方々はお気づきかもしれませんが、この山本耕史さん演じる鏑木さんは序盤から少しずつ登場していた車中泊マスター。
1000万円を掛けた豪華な車中泊カーを持ちながら、いつもなぜかひとりで車中泊をしているどこか謎めいたキャラクターでした。

第九話で民生の出張先の石川でまたもやバッタリと出会った二人。
そしてついに二人で車中泊をすることになります。
翌朝民生が奥さんの存在を聞くと、鏑木がキャンビングカーを勝手に買ったことに怒り、妻が石川にある実家に帰ってしまったのだと…だからいつも鏑木さんは、木更津でも伊東でも一人寂しく車中泊をしていたのです。

いつもは弱気な民生さんですが、「こわくても早く奥さんに会いにいくべきだと思います!」と
このドラマで一番の男気(?)を見せ、去っていってしまいます。ここからなんと物語の視点が鏑木さんに移ります。

ドラマの脚本制作がはじまった当初はこのスピンオフの構想はありませんでした。しかし車中泊の世界を知る中で、車中泊をする方々は各地の車中泊場所で「車中泊仲間」ができ、徐々にコミュニティができるということを知りました。

そんな中で、民生にも車中泊仲間ができ、彼の「絶メシを巡る」という独特な趣味に影響される仲間がいてもいいのではないか?という議論になり、今回の鏑木ストーリーが誕生したのです。

山本耕史さん演じる鏑木流「絶メシ」はいかに!?

鏑木ストーリーの魅力はなんと言っても、山本耕史さんが演じる鏑木視点での絶メシ体験。
民生さんのそれとは違い、実にワイルドな食べっぷりと、声が表に聞こえそうなほどに強めのモノローグが特徴です。

第九話に登場した能登のドライブイン「ロードパーク女の浦」では、名物“能登ラーメン”と“海鮮丼”のいきなりの2食喰いにチャレンジ。こうして鏑木も民生の言っていた「絶メシ」の魅力に引き込まれていきます。

※「ロードパーク女の浦」で鏑木が食べた「能登ラーメン」
お店の詳細は「絶メシリスト石川」でチェック↓
https://www.zetsumeshi-ishikawa.jp/list/archives/15

さて石川回に続き、第十話も鏑木さんの絶メシストーリーが続きます。

次回は、石川を後にした鏑木さんが富山へとやってきます。
そこで出会う絶メシは…富山の隠れたソウルフード、「ポーク」の“ポーク風ライス”。ポーク風ライスはこの地域ならではのオリジナル洋食グルメで、今回も深夜の飯テロになること間違いなしです。

果たして鏑木さんは無事に奥さんと会えるのか!?それと今回は、富山の独特な方言に惑わされる鏑木さんにも注目ですw

※第十話に登場するのは“ポーク風ライス”が名物の「ポーク」

『絶メシロード』第十話、金曜深夜0時52分から。
いよいよ残り三話となりましたが、お付き合いよろしくお願いします!

▼番組情報
【番組名】ドラマ25「絶メシロード」
【放送日時】毎週金曜深夜052分~123
【放送局】テレビ東京 テレビ大阪 テレビ北海道 テレビ愛知 石川テレビ ほか
【配信】ひかりTV、パラビ
【出演】濱津隆之 酒井若菜 西村瑠香(青春高校3C組) 長村航希 野間口徹 / 山本耕史
【演出】菅井祐介 古川豪 小沼雄一 原廣利 
【脚本】森ハヤシ  村上大樹 家城哲之
【音楽】河野丈洋
【原案】「絶メシリスト」(博報堂ケトル)
【プロデューサー】寺原洋平 畑中翔太 田川友紀
【制作】テレビ東京/テレコムスタッフ
【製作著作】「絶メシロード」製作委員会

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