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連載 : やかん月報

2021/03/02

毎年恒例博報堂ケトル合宿 今年のテーマは『お笑い』

陶國直孝

ケトルでは、設立時から年に1回、ケトラー全員で合宿をしており、幹事は担当制で毎年幹事を任されたケトラーが一年かけて企画します。今年は、雨海・原・永井・陶國4名で担当しました。

コロナ禍の状況で二転三転しながらも、リモートでも合宿を実施することになり、決定したテーマは『お笑い』でした

博報堂ケトルの合宿とは?

ケトル合宿については木村が昨年詳しく書いていますが、

①体を張ってやってみる。

②できないことで恥をかく。

③仕事に関係ないことを学ぶ。

この3つを身をもって学び、新たな視点からクリエイティビティーを高めていこうという非常にハードな研修です。例年は2泊3日ですが、今年はリモートで2日間に濃縮して実施。

普段、身近で楽しむことはあっても真剣に考えることは少ない、『お笑い』を教材に、強力な講師陣の協力の下、お笑いの発想・表現について学ぶ2日間となりました。

第一部 お笑いの見方を学ぶ

講師は、元お笑いコンビ「ハリガネロック」で現在は構成作家やお笑い講師として活躍するユウキロックさん。M-1グランプリ2020を教材に、ご本人も準優勝まで上り詰めたそのプロの視点でそれぞれのネタがどんな工夫がされているのか、どこがいいのか悪いのかを解説していただき、お笑いにおけるクリエイティビティを学びました。

参加者は全員事前に公式YouTubeで全ネタを視聴し採点してみた上で講義に挑んだため、自分の見方とプロの見方の差異を勉強しながら、新たな視点を得ることができました。

第二部 お笑い番組の作り方を学ぶ

講師は、『ゴッドタン』をはじめ様々な番組を手がけるテレビ東京プロデューサーの佐久間宣行さん。佐久間さんの過去の発言録から、番組づくりの視点や企画の考え方などをインタビュー形式でお聞きしました。

佐久間さんならではのキャスティングと、出演者の新たな側面を導き出すその手法を聞き、ケトラーもお笑い芸人さんならではの企画をグループワークで考え佐久間さんに提出。その講評を通じて、新たなキャスティングのヒントを得ました。

第三部 お笑いクリエイティブ決定戦 ケトル大喜利バトル

そして、最後を締めくくるのは一番おもしろいケトラーは誰なのか!? を決める大喜利バトル。MC&審査&講師として、M-1グランプリ2020&2019ファイナリストのニューヨークのお二人に来ていただきました。

第一部のために、全員がM-1グランプリ2020を視聴済みだったのでニューヨークの登場から大盛り上がり。ケトラーたちがお題に対して送った大喜利回答の中から、プロのお笑い芸人の視点でおもしろかったものを読み上げていただき、ツッコんでもらう予定でしたが、おもしろくない回答もニューヨークさんらしく楽しい毒で吊し上げてもらえる白熱した時間となりました。

いくつもの視点を変えながら、瞬時の発想で回答を出していくコツは普段の企画会議にも通じるものがあったと思います。

『お笑い』という普段とは違うクリエイティブにどっぷり浸かった2日間となり、全員脳に心地よい疲労とともに終了となりました。 これで、ケトラー全員「おもろく」なったはず。ケトルと打ち合わせのご予定がある皆様、ご期待下さい!

陶國直孝
1986年兵庫県生まれ。2009年博報堂DYメディアパートナーズ入社後、メディアプランニング・メディア企画制作を経て、2016年博報堂ケトルに参加。統合コミュニケーション設計、オフライン/オンライン両面のアクティベーションが強み。主な受賞は、電通賞インテグレーテッド部門賞、カンヌシルバー、ヤングライオンズ代表、ACCフィルム部門Bゴールドなど。M-1グランプリ2003準決勝進出。
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